Dairy for Paranoid

APRIL 2003

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JANUARY  FEBRUARY  MARCH


03.4.17 Wed.  とりあえず                4.18 6:35
 Web記事用の原稿は無事に上がりました。クライアントにとっても、私にとっても初めての試みだったのですが、ダメだしもなく。送った原稿がそのまま納品になったので、よかった!
 もう1本もがんばるぞ〜!……実家で。

 さすがに完徹のあとは起きていられなくて、2時間ほど仮眠。そのあと事務所へ。18日からかなり長期間帰省するので、いろいろやっておくことがね。
 事務所に着いたら、『PALETTA Vol.7』の見本誌が届いていました。……すばらしい。すばらしすぎる。あの進行で……(モゴモゴモゴ)。いえいえ、これはひとえに印刷会社さまのおかげです。決して予定調和なんかじゃございませんともV
 そんなわけで『PALETTA Vol.7』(エンターブレイン刊)、18日発売です!

 クライアントに見積書を送って、請求書を出して。たいへん重要な作業なのですが、寝不足の頭は簡単にケタや計算を間違ってくれるので危ない、危ない。
 特に、4ケタ位どりが身に染みついてるもので、未だに3ケタで「,」を打つところを、4ケタ目に入れてしまいそうになるんです。誰よ、これ勝手に変更してくれたの。小学生のころ覚えたことは、なかなか切り替えられないんだよ! 私がゼッタイに経理に携われないのは、元より致命的に数字が苦手なのと、位どりを迷うせいだ!!
 ……自分の頭の悪さをワールドワイドに披露してますな。うん、でも小学校時代に足し算引き算がわからなかったヤツでも、この年になっても位どりできないヤツでも、こうやって生きていけるから。算数できなくても大丈夫だよ!(<いや、人生かなり損してるような気もするけどな)

 巷で噂のパジャママンなコミック新刊も買ったし(笑)。そのうえ、帰省前に届くようにとご配慮いただいたものが無事に到着しましたし。なんだか幸せな1日でした。


<お知らせ1>
 もろもろやり残したことも多々ございますが、4月18日〜GW明けまで、実家の建て替えのための荷物整理に再び帰省します。その間、「日記」含めてすべて更新止まります。ご了承くださいませ。
 「掲示板」「メール」は実家でもチェックできますので、連絡用に雑談用にお使いください。今度こそ「掲示板」にレスさせていただきたいところです(また狼少年発動か!?)。

<お知らせ2>
 「『ギリシア・ローマ神話』神名対照表」を若干修正、追加しました。もしダウンロード、プリントアウトなさっておられます方がいらっしゃいましたら、ご確認くださいませ。……笑っていいですよ(笑)。

03.4.16 Wed.  洗濯日和!               22:45
 すご〜く天気がよくて、テレビでも「今日は洗濯、ふとん干し日和」と言っていたので、本日は洗濯デーに決定!
 7時半に第1回目のお洗濯。タオル地のシーツ2枚、枕カバー代わりの大判タオル2枚を洗濯機に放り込みました。
 シーツを洗うのって覚悟がいるんですよね。まず、ふとんからひっぺがすのが面倒。外に干せるタイミングでなければダメ(室内にシーツの干せるような空間はナッシング)。1日で完璧に乾く陽気でないとダメ。乾いた後、またふとんにセッティングするのが面倒。おかげでついつい先延ばししてしまうのですが。
 本日は快晴で、風もいい感じ。どうせ自宅で原稿だし〜ということで、洗っちゃいました!

 干したあとベランダの窓を開け放せば、床に落ちた陽光が、さらさらと吹き込む風に流されるように、ひらひら光の陰をのばしたり縮めたりしています。ぱたぱたとシーツが風に煽られるかすかな音を聞きながら……ベッドからひっぺがした毛布にくるまって、床で寝ていたのはどういうこと?

 15時半に取り込んで、2回目のお洗濯〜。こちらは室内干しでもOKの日常の洗濯物。22時45分現在、まだ窓枠にずらずらぶらさがってます。

 ……結局、4月18日に実家に帰省することにしました。


 最近のお気に入りは、味○素KKの「アジアめん」シリーズ。一番は「ベトナム フォー」で次点は「タイ トムヤム麺」。トムヤム麺は、あの辛いタムヤムクンを期待して食べると肩すかしをくらう、ぜんぜん辛くない麺なのですが。あまり辛すぎるのもダメな私には、まろやかな酸味とちょっとの辛味がいい感じです。「ベトナム フォー」は、すでにけっこう病みつき。
 どちらも香菜(ツァンツァイ)ことコリアンダーがついていて、香りもよし。何より米の麺がきれいっぽくて、身体にやさしげでよし。って、まんまとテレビCMのキャッチコピーに絡めとられてます(笑)。

 ラーメンでは、マル○ゃんの「昔ながらの塩ラーメン 梅塩」。どのへんが「昔ながらの」なんだか、昔のラーメンを知らない私にはよくわからないのですが。だしが和風ってところに係ってるんだろうか? 梅肉フレークが入っていて、そのいい加減な酸味がよし(笑)。梅うどんとか、梅干しが入っているものが好きなんです。

 こういったものは、だいたい仕事中の間食、夜食用なのですが。本当に修羅場に入るとメインになっちゃうからイカンですね。でも、米洗う間も惜しくなっちゃうんだなぁ。

03.4.15 Tue.  ないないお化け              4.16 5:10
 毎々思うのですが! 消耗品ってなぜお手々つないで一斉に無くなるわけ? それも、だったら同時に無くなってくれたらいいのに、微妙に時期をはずすバカ物もあって……。
 プリンターのインクが無くなったので、先日、新宿で「DiskWarrior」と一緒に買ったわけです。それから4日遅れて、FAXのインクが切れました。どうしてもうちょっと早く(泣)。FAXのインクこそ、新宿まで出ないと売ってないっつーのに! しかたがないので、FAXインクのためだけに往復300円かけて新宿まで行きました。この時間のないときに〜。
 あぁ、でも考えてみれば、昨日池袋に出たときに思い出していれば、途中で新宿に寄れたんだよな。バカバカバカバカ>自分。

 プリンターとFAXのインクのほか、ここ1週間ほどで補充したのはコピー用紙、封筒、トイレットペーパー、シャンプー、ティッシュ、0.2ミリのドローイングペン、インスタントラーメン5コ入り袋。もう、いい。
 そして、外出前に歯を磨く習慣があるもので、その度に「あ、歯みがき粉買ってこないと!」と思い、玄関出たとたん、忘れる自分ってどうよ。ハシのハシまで絞り出して、すンごく経済的だ。……本日やっと買ってまいりました。

 さっき見たら、箱単位(10本入り)で買ってる生ビデオテープが残り1本。ふふっ、ふふふふ。

 国民年金保険、国民健康保険の納付書もいつの間にか来てました。あとは住民税だっけ〜。お金もそうよね、お手々つないで一斉に無くなるの。ふふっ、ふふふふ。

03.4.14 Mon.  Give Me A Break!            4.15 6:05
 仕事の打ち合せに池袋へ。今度の仕事はWeb掲載用記事の作成です。17日から実家へ帰省する予定なので、今週末締切の仕事はある意味、好都合といえば好都合。Webなので、書いたものがすぐに反映されるのもうれしいですね。

 打ち合せを終えたら、ちょうどランチタイム。メトロポリンタンプラザのつばめグリルで「ロールキャベツセット」(トマトサラダ、パン付)をいただきました。ここのロールキャベツ、好物なのです。
 先週からきちんと食事をとるように心がけているので、なんだか急に太った気が。ちょっと充実しすぎてるのかも。いかん、いかん。

 郵便局へ寄ったら、窓口のお兄さんたちの応対がとっても丁寧でした。郵政事業を公社化する話が持ち上がったときから、郵便局の応対はすぎるほどに丁寧になりましたが。4月1日からの日本郵政公社発足後も、かつての「物のわかってない市民を相手にしてます!」という感じではなくて、「お客さま」という感覚でいてくださるのは気持ちがいいです。
 「この封書、80円でいくのか確かめたいのですが」「では、お預かりいたします。少々お待ち下さい。今、確認いたします。重さは……大丈夫ですね。大きさも……はい、大丈夫です。もう切手を貼っていただいておりますので、このままお預かりいたします。どうもありがとうございました」
 あまり丁寧すぎると、かえって恐縮してしまうのですが。「よろしくお願いします」と言って、郵便局を後にしました。

 家に帰ってメールを見たら、次の仕事が入ってました。なぜ!? なぜにこうも重なるのだ! ちょっと余裕でWeb記事の原稿を片付けようと思っていたのに! まぁ後の1件は実家に持ち帰るにしても、片付け途中のアノ状態で原稿なんて書けるのか!? そこんところ、どーなの?>自分。
 でも、でも! どちらもお題が楽しいので、手放せない。……あぁ、つまるところ自業自得かぁ。

03.4.13 Sun.  東京都知事選挙              4.14 1:20
 18時のN○Kニュースで、投票率の報道を聞いて初めて気がつきました。「あ、今日、選挙やん!」。
 19時過ぎに投票所に到着、投票してきました。間にあってよかった!

 参政権、特に婦人参政権の歴史を知るだに、与えられた1票の権利はきちんと行使しなければと思います。
 それでも埼玉県の鶴瀬に住んでいたころは、投票所のあまりの遠さに迷いがちでしたが(苦笑)。なにせ駅とは反対方向にどんどん歩き、住宅地を抜け、田畑のあぜ道を往った先の、山の中腹にあるんですから。片道1時間、そのうえドシャブリときた日にはマジに泣きたくなりました。

 明石では徒歩2分の地区会館、今の住まいでは徒歩7分の中学校。なんて便利なんだ。埼玉時代を考えるに、住んでる場所によって、こんなに投票所に関する便利さが違ってていいのかと思いますが。徒歩1時間は行く気失せますぜ、やはり。

 選挙に行ったほかは、また1日寝こけてました。ほ〜んとよく眠れるわぁ。でも一度起きて、8時30分からの『明日のナー○ャ』を観たのは、なかなか職業意識が高いですな(自分で言うな!)。そう、この番組も10チャンネル(テレビ朝日)で、ビデオのタイマー予約ができないのでした。

 あ〜、少しは建設的なこともしましたか。それは風呂掃除! タイルや浴槽をタワシでこすったり、排水孔のフタをはずしてガリガリ突いたり。水がうまく流れず、風呂の栓を抜くと風呂場中が洪水になっていたのが一気に解消されて、してやったりな気分(いや、自分が掃除をさぼって、ついに詰まらせたんでは)。やっぱり水回りがすっきりすると気分がいいわぁ。

03.4.12 Sat.  外出                   4.14 0:03
 お誘いいただいて、神保町界隈と初めて池袋・ジュンク堂に行きました。あいにくの雨だったのですが、本当に久しぶりにあちらこちらとうろうろして、楽しい時間を過ごしました。
 池袋・ジュンク堂は噂に違わず大きかったです。新宿にあってくれると助かるんだけどなぁ。新宿にも紀伊國屋の本店と新宿南口店があるのですが、明石店および神戸三宮店でジュンク堂の雰囲気や本の配置のほうに慣れているので。池袋のジュンク堂で「文庫」とか「新書」とか書いてある懐かしい緑の旗を見て、すっかり和みました。
 仕事以外でおしゃべりするのも久しぶりで、時間に余裕ができた実感がひしひしと(笑)。

 またしてもJR中央線の人身事故の影響で、中央線、総武線が止まってしまう大混乱。夕食までご一緒する予定だったのに、「早く帰ったほうがいいですね」ということで、途中でお開きになっちゃったのが残念です。


 1961年4月12日、旧ソ連が世界初の有人宇宙船の打ち上げに成功しました。宇宙船の名はウォストーク1号、乗り組んだのは当時27歳のユーリ・アレクセイヴィッチ・ガガーリン少佐。ウォストーク1号は地球の周りを一周し、1時間48分の飛行の後、無事、地球へ帰還しました。
 宇宙から初めて地球を見た人類であるガガーリンの言葉は「地球は青かった」。その青さは"…there was a good view of the Earth which had a very distinct and pretty blue halo. It had a smooth transition from pale blue, blue, dark blue, violet and absolutely black. It was a magnificent picture."<フライト後のガガーリンの声明>にも表れています。
 元は空軍のミグ戦闘機パイロットで、1958年に宇宙飛行士に応募。1959年、正式に12人の候補生の1人に選ばれました。1961年の宇宙飛行以後は宇宙飛行士の養成に携わっていたそうですが、1968年3月、ジェット機の飛行訓練中の事故で死亡。享年34歳。

 本日は「世界宇宙飛行の日」でした。

03.4.11 Fri.  わたくしという現象は           4.13 23:15
 事務所の方に下北沢のおいしい関西風おでんやさんに連れていっていただきました。
 春はなにもかもがおいしい気がします。水菜と焙りダコのサラダ、サバのヌタ、アナゴの白焼き、ソラ豆の塩茹でに、大根、若竹、雪菜、湯葉のおでん。野菜にも魚にも生命力があふれているような気がするんですよね。その生命力の勢いを分けてもらうようで、いつにもまして美味に感じました。
 久しぶりに冷酒も1杯だけいただきました。ええ、1杯だけ。まだ体調万全とはいえないもので(苦笑)。


 記録や歴史 あるいは地史というものも
 それのいろいろの論料(データ)といつしよに
 (因果の時空的制約のもとに)
 われわれがかんじているのに過ぎません
  ―「『春と修羅』より」序  宮沢賢治

 ときどき無性に宮沢賢治の作品を読みたくなります。なんだか精神が熱を帯びて、些細なことにイライラするようになると、この方の作品集をひもときます。読んでいくうちに、熱が冷めてきて、「現実」を皮膚から引き剥がし、第三者の目で自分の位置や、起こっている事象・現象を見ることができるようになります。

 石川啄木が怒りで現実を叩いた人なら、宮沢賢治は悲しみを知って現実から乖離し、そのうえで現実を見据えた人という解釈をしています。ひじょうに理性的で、現実認識の厳しさは哲学や宗教を超えて苛烈。「精神的に追いつめられた」状態を文学に昇華させたという観点からのみで見れば、夏目漱石、森鴎外は、宮沢賢治に比べたらまだまだ甘いなと思ってしまいます(何か偉そうなこと言ってますな>自分)。
 「存在」と「認識」の曖昧さを知ってしまえば、それに固執することの愚かさも知れるというものですが。本を読んで冷めた心にほっとしながらも、1歩外に出れば、結局感情の渦に押し流される自分をどうすることもできないのです。

03.4.10 Thu.  バグダッド陥落              4.13 22:05
 10日付の報道によると、9日、イラクの首都バグダッド陥落。米英軍は開戦21日目にして勝利をおさめ、1979年以来約24年間続いたフセイン大統領の独裁政治は事実上崩壊とのこと。
 TV画面では、バグダッド中心部のパレスチナホテル前広場で、多くの市民が巨大なフセイン大統領の像をハンマーなどで引き倒し、叩き壊す姿が見られました。像の首の部分に鎖を巻きつけて引きずったり、米兵と共に歓喜する市民を誰も制止していなかったところを見ると、フセイン政権は首都での支配権を完全に失ったようですね。

 今回のバグダッド陥落には、 市内北東部の貧困地区サダムシティーに住むイスラム教シーア派住民が関係していました。サダムシティーは、フセイン大統領がバグダッドに流入してきた無産農民に与えた地区。その多くはイラク南部での極貧生活から逃れてきた人たちで、人口は二百万人とも言われていました。そして、フセイン政権下で常に差別を受けてきたイスラム教シーア派の教徒でもあったのです。
 サダムシティーの住民は商店を略奪するなど暴徒化し、今まで恐怖政治で自分達を押さえつけていた警察署や政府施設を襲撃するまでに過激化。また、多くの住民が進攻してきた米海兵隊を沿道で歓迎しました。

 イラクはアラブ諸国の中でも、イスラム教スンニ派とシーア派の数が拮抗している珍しい国です。
 いずれにしても独裁政権の末期にありがちなように、内部崩壊していくのだろうなと思っていたのですが。案外ギリギリまで引っ張ったなというのが感想です。もっと早く民衆が立ち上がるかと思っていましたが、国内の情報戦においては政権側が最後まで統制できていたということでしょうか。

 戦後処理がたいへんそうだなと思いつつ。もうこれ以上、子どもたちの頭上に爆弾が落ちないのならけっこうと言っておきましょう。

03.4.9 Wed.  サウンドトラック             4.10 1:05
 「日記」を書くのに、久しぶりに『Quantum Leap』のサントラを引っ張り出しました。今、ヘビーローテーションでかかってます(笑)。『Quantum Leap』のメインテーマの作曲は、あのMike Postです。『Magnum, P.I.(私立探偵マグナム)』、『Hill Street Blues(ヒル・ストリート・ブルース)』、『L.A. Law(L.A.ロー)』、『NYPD Blue(NYPDブルー)』、『The A-Team(特攻野郎Aチーム)』、『Doogie Howser, M.D.(天才少年ドギー・ハウザー)』など、日本でも放映されたアメリカのTVドラマのテーマ曲で、彼の作品はけっこう耳にしているはず。なめらかで軽めのサウンドの中にも、哀調を帯びた旋律が混じっているのがマイク節でしょうか。
 他には『Beauty and the Beast』(主演:リンダ・ハミルトン、ロン・パールマンのTVドラマシリーズ)Lee Holdridge & Don Davisのサントラがお気に入りです。

 和物で最近よく聞くサントラは、『アクエリアンエイジ』梶浦由紀(See-Sawのキーボード担当)、『魔法遣いに大切なこと』羽毛田丈史、『GetBackers-奪還屋-』岩崎琢、『パーフェクト・オブ・アニメージュ』(宮崎アニメのテーマ曲を集めたもの)久石譲、『地球防衛企業ダイ・ガード』田中公平。
 あ、『キャプテンフューチャー』のサントラは別格(笑)。音楽は、『ルパン三世』や『人間の証明』『野生の証明』『黄金の犬』のサウンドでも知られた大野雄二です。
 アニメのサントラは仕事中にわりと聞きます。インストゥルメンタルが多いので、思考の邪魔にならないこと。音の刻みがはっきりしているので、耳ざわりがいいこと。たまにヴォーカルが入ると(特にラスト)、時間の目安になること。アーティストがけっこう実験的な音づくりをしてるので、思いのほか聞きごたえがあること。が、よくかける理由なのですが。
 仕事でいただいたり、知り合いが送ってくれたものが、そのままヘビーローテーションの愛聴盤になってます。ありがたいです(はあと)。


 モロモロが一段落したので、護国寺、池袋、新宿と回って、本やPCソフトを探しました。本日のお買い上げは『K-Dash #02』(「ちゃんと買いましたよ〜」って誰に言ってる……)、『PANDORA INHERITANCE TWIN SIGNAL 完結記念公式FANBOOK』(このタイトルって「パンドラの遺産」?それとも「パンドラの継承」? で、やっぱり兄さんが最強(つーか最凶?)だったんだ〜と裏づけが取れてスッキリ(笑))、『彼方から』14巻(ついに完結! 足掛け12年間の連載でした〜)、「DiskWarrior」(やっとGET!)、プリンターインク。
 昨日の食べ物買い込みに続いて、なんだか財布のヒモが弛んでいます。買い物はストレス解消にいいんですよね。でもそろそろ引き締めないと。……あ、トイレットペーパーとコピー用紙とシャンプー買うの忘れた。

03.4.8 Tue.  桜散らしの日               4.9 7:18
 貧血と暴風雨と校了で、まさに嵐のような1日でした。
 ここのところの忙しさで、1日2食、それもハンバーガーとかサンドイッチとか片手で食べられる系のものに、つい手をのばしていたら、朝っぱらからくらくらくらくら。雨の日は低血圧に輪がかかって偏頭痛はするし、そのうえ視界がキラキラ眩しい目眩に見舞われ、ちょっと床でタレていました。
 こういう日にかぎって、最終校了日。なにがなんでもどうしても事務所に行かねばなりません。とりあえず胃にそのへんのモノを詰め込んで、外に出たら、うおっ! 飛ばされるぅぅぅぅ〜!!
 桜散らしの雨風は、東京・丸の内で瞬間最大風速25mだったとか。そんな中を、傘さして校了物や読者プレゼントを入れた紙袋をもってウロウロしなけりゃならなかった私は、やはり日ごろの行ないがご・く・あ・く!ということなんでしょうか(うわああ)。
 あぁ、まあでも終わったからよし。終わりよければ(いいのか?)、すべてよしだわ、くそったれ!

 帰宅するころには、雨も上がって、校了の爽快感からか気分も上々(単純なヤツめ)。さっそくスーパーに寄って、食べ物を買いだめしました。さぁ、食べまくるぞ〜(笑)。

03.4.7 Mon.  見果てぬ夢                4.9 6:27
 To dream … the impossible dream …
 夢を見るなら、不可能な夢を
 To fight … the unbeatable foe …
  闘うなら、ただ闘うべき敵と
 To bear … with unbearable sorrow …
 耐えるなら、耐えがたき悲しみに
 To run … where the brave dare not go …
 進むなら、あえて誰も行かぬ道を

 To reach … the unreachable star …
 目ざすのは、決して届かぬ星

 This is my quest, to follow that star …
 これが私の探究の道、あの星の導くままに
 No matter how hopeless, no matter how far …
 いかに望みなく、はてしなくとも
 To fight for the right, without question or pause …
 正しきためには、疑いも迷いもなく闘い
 To be willing to march into Hell, for a Heavenly cause …
 目ざすものがそこにあるなら、地獄の中まで突き進まん

   ─From "Man of LaMancha", Lyrics by Joe Darion

 アメリカのTVシリーズ『Quantum Leap』(邦題:『タイムマシーンにお願い』)には、二人の科学者が出てきます。一人はIQ267の若き天才科学者サム、もう一人は元宇宙飛行士でUS NAVYの提督アルです。
 研究所が襲撃され、絶体絶命の窮地に追い込まれたサムは、未完成のシステムを使って「Quantum Leap」(量子跳躍)し、時空を彷徨うことになります。彼の航跡を追いかけたアルは、記憶を失ったまま時代を点々と跳躍するサムを元の世界に戻そうとするのですが……。
 ある時代で、サムはある歌に反応します。"The Impossible Dream (The Quest)"(邦訳:見果てぬ夢)は、ドン・キホーテと従者サンチョ・パンサが登場するセルバンテスの小説を元にした、ミュージカル『ラ・マンチャの男』の中の1曲。これこそ、いつ完成するとも知れぬ実験と研究の日々の中、二人が心の支えにしていた歌だったのです。

 2003年4月7日、本日は「鉄腕アトム」の誕生日だそうです。
 私は人間そっくりのロボットが完成してほしいとは思いません。怖いし、扱いに困りそうだからです。人間には頭脳と道具を開発できる手足があるのだから、自分の種に似せた人工物を作る必要はないし、また作ったそれを使役するだけなら傲慢だと思ってしまいます。
 でも、二足歩行型の人間の思考回路をもったロボットを作ろうとしている人たちを応援したい気持ちもあるのです。そこには、人間のメカニズムにフィードバックできる観察が存在しているから。そして、人間が人間と同じような何かを作りたいと願うのは、それだけ「寂しい種」なのだと思うからです。

 不可能な夢、届かぬ星。人類の夢はどこまでいくのでしょうか。

 And the world will be better for this:
  男が一人、届かぬ星を目ざし
 That one man, scorned and covered with scars,
 蔑まれ、傷だらけになりながらも
 Still strove, with his last ounce of courage,
 勇気の最後の一滴まで振り絞って闘ったなら
 To reach … the unreachable star …
 それは、世界を少し変えるかもしれない

03.4.6 Sun.  ネットでお買い物             4.7 6:34
 ほしいものがあったのですが、自宅、事務所近辺のお店では見つからず。しかし、新宿まで探しにでかける時間もなく……。そこで「amazon.co.jp」を使ってみました。注文したのはCDアルバム2枚。どちらも金額1500円以上なので、一括でなく1枚ずつ分送してもらっても送料無料。カード払いにしたので代引手数料もなしで、定価で買えました。
 けっこう便利ですね。印鑑もって待ち構えていなくても、勝手にポストに入れていってくれますし。きちんと梱包されているので、別に損傷もなかったですし。

 ブッキング(復刊ドットコム)や、コミックジャングルで買い物したときにも思ったのですが、なかなか見つからないマイナーなものを確実に手に入れるには、ネット通販は合理的な手段ですね。かつて足を棒にして、本屋から本屋へ、CDショップからCDショップへ、あるともわからぬ商品を探し歩いたことが嘘のような簡単さ。やっぱりインターネットってすごいわ。
 まぁ、ネット通販などのおかげで、近隣の書店やCDショップがもはや売れ筋の物しか置かないようになって、どんどんマイナーなものが見つけづらくなっている現実があるんですが。で、結局、ネット通販を頼りにしてしまうと。う〜む、悪循環?

 「amazon.co.jp」は注文した時点で、「○日〜○日の発送になります」との通知がメールで入ります。その後、商品が発送されるたびに「○日に発送しました」とメールで知らせてくれました。東京の場合、発送された日の翌日に届きました。発送元が千葉県市川市の日通アマゾン市川DCなので、東京なら1日で着くんですね。他地域でも1〜3日間で着くようです。
 実は、1枚のCDは24時間以内発送ですぐ来たのですが、もう1枚は取り寄せに1〜3週間かかるので、発送予定は4月16日とか連絡受けたんですね。でも結局、4月6日に来ました。「おお、流通世界には10匹ものサバが泳いでいるのか!?」と、ちょっと親近感(なんて感じてないない)。早く手配できたら、さっさと送ってくれる姿勢はうれしかったです。
 足で探すのも、見つけたときの喜びを思えば(ついでに思わぬ掘り出し物を見つけることもあるので)、捨てがたいのですが。とにかく早く確実にほしいものがある方は、ネット通販を試されるのもよいかと思います。


 香港の俳優、レスリー・チャン(張國榮)が4月1日7時6分(日本時間8時6分)逝去されました。死因は、香港セントラルにあるマンダリン・オリエンタルの24階からの墜落死……自殺らしいとのこと。 享年46歳。
 古尾谷氏に続いて、また若い俳優の自殺です。殺伐とした世相にウツになってるところに追い討ちをかけられるようで、陰鬱な気分になるのはいたしかたございませんね。
 レスリー・チャンの出演映画は『さらば、わが愛 覇王別姫』くらいしか知らないのですが。この作品は、英国にいたとき、クリスマスの夜にトニーの家で友人と私と3人で観ていたんですよね。なぜクリスマスの夜に、このクリスマスらしからぬ映画を放映していたのかわかりません、英国TVって感じなんですが。日中は『クリスマス・キャロル』なんか放映してたのに(笑)。
 内容は歴史ベースのうえに、人間の愛憎が描かれている、私好みのテーマではあるのですが。いかんせん、これって日本人が見ると、ちょっとキます(苦笑)。でも、英国で迎えたクリスマスの一場面ということで忘れがたい映画になっています。

03.4.5 Sat.  見本誌と奥付               4.6 7:33
 ライターをやっていて何が嬉しいかって、それは原稿料の振込通知書を受け取ったとき、もしくは預金通帳の記帳で振込を確認したときです(正直者っ!)。もうちょっと崇高な喜びを期待されていましたか? でも仕事に対する応分の報酬! これこそが仕事の醍醐味ですよっ!!(うっふふ♪)。

 「仕事が終わったなぁ」と実感できるのは、見本誌をいただいたときです。会社の規定で見本誌をライターに送らないというところもありますが、それ以外のクライアントには必ず見本誌をいただくことにしています。自分の書いた文章がどのような記事になっているのか、やはり気になるではありませんか。それに見本誌をいただいていれば、自分の文章に責任をもてます。いただいていないと、編集からどんな校正が入って、どんな記事になったのかわからず、わからないものに責任はもてませんから。
 見本誌が手元に来た時点で、「この仕事終わり」と思えます。逆を返せば、見本誌が届かないかぎり、私の心の中ではその仕事は終わっていないのです。

 見本誌が来て、次に何をするかといいますと奥付を見ます。どんな方が編集に携わっておられるのか、また自分にご依頼くださった編集さんが、その本にとってどんなポジションにいる方なのか、一目瞭然なので。
 そして、そこに自分の名前を発見できたら、たいへん嬉しいです。奥付に名前が入っていると、自分の仕事、認めていただてるんだなぁと思えます。けっこう単純なものですよね、人の気持ちなんて(笑)。
 ライターはどこかに名前が入っていることが、そこで仕事した証拠になるんですよね。例えば、新しいクライアントに自己紹介するとき、雑誌の記事を見せても、名前が入ってないと「ふうん」てなものですが、名前が入っていると「なるほど、名前がありますね」と好印象をもっていただけます。ライターや記者が「署名原稿」を目指すのは、ひとつにはそういう事情があるからです。

 見本誌へのこだわりは、ライターによるでしょうけど。それこそ週単位で仕事している方には、かえって見本誌は部屋のコヤシになるということもあるでしょうし。
 私は見本誌を頂戴して、そのうえ奥付に名前を入れていただいていれば、1週間くらい幸せに浸れます。そして、そのクライアントさんラブラブモードに入ります(迷惑……)。大抵の無理は聞いちゃいますよ。いかがですか?(笑)

03.4.4 Fri.  『千夜一夜物語』             4.6 6:45
 ササン朝ペルシアのシャフリヤール王の弟王が妻の不貞を見つけ、彼女を死刑に処したところからこの物語は始まります。自身も妃に裏切られていたことを知ったシャフリヤール王は、妃を殺し、すべての女性を憎むようになりました。毎日、新しい妻を迎えては、翌朝殺してしまいます。この王の横暴から人々を救うため、大臣の娘シェーラザードが一計を案じます。妹のドニヤザードの助力を得て、千一夜にわたって王に楽しい話を聞かせたのです。物語のおもしろさに引き込まれた王は、シェーラザードを殺せないまま一夜また一夜を過ごし、ついに改心。その後、シェーラザードと幸せに暮らしました。
 シェーラザードが語ったとされる物語を集めたものが『千夜一夜物語』です。アラビア語で“Alf Layla Wa Layla”(アリフ・ライラ・ワ・ライラ)、英語では“The Arabian Nights' Entertainments”といいます。世界最大の「おとぎ話集」であり、内容はロマンスあり、ファンタジーあり、旅行談あり。また登場人物も、アッバース朝の第5代カリフ、ハールーン・アル・ラシードから乞食にいたるまで多彩です。……つまるところ、アラビア・ペルシア・トルコ・インドなど各地の民話や説話を集めたものなのですが。
 中でも、特に「アラジンと魔法のランプ」「アリババと40人の盗賊」「シンドバットの冒険」の物語がよく知られています。

 この『千夜一夜物語』の舞台はバグダッド。今、まさに戦火にまみれんとしている、イラク共和国の首都です。この都は、アッバース朝第2代カリフ、アル・マンスール(在位754〜775年)の下、4年の歳月をかけ、10万の労働者によって建設され、「マディーナト・アル・サラーム(平安の都)」と名付けられました。ちなみにバグダッドは「神が創造した庭園」という意味です。

 紀元前6000年ごろ、チグリス・ユーフラテス河に挟まれた沖積平野に、シュメール人が世界最古の都市文明を興したところから、イラクの国土の歴史は始まります。この古代文明は、メソポタミア文明と呼ばれています。
 その後、紀元前18世紀に興ったバビロニア王国および紀元前7世紀の新バビロニア王国の首都バビロンも、イラクの国土内に建てられました。『旧約聖書』にある「バベルの塔」そして世界七不思議のひとつ「空中庭園」に名の残る都市です。また、新バビロニア帝国がユダヤ王国を襲撃し、紀元前597年と紀元前587〜586年に『旧約聖書』に見られる「バビロン捕囚」を行なったのも史実。以来、1948年のイスラエル建国まで、ユダヤの民は「国をもたない民」になりました。

 実に世界最古の歴史を誇る地帯を国土に擁しているのがイラク共和国。そして『千夜一夜物語』の裏には背筋も凍る、ハールーン王の手による虐殺事件が秘められています。それはイラク(アラブ)とイラン(ペルシア)の民族抗争の象徴ともいえる事件でした。

 ……そんな原稿を書きました。

03.4.3 Thu.  おもしろい現象              4.6 2:10
 が起きています。ある雑誌に掲載されているマンガが、けっこう重要なポイントにさしかかりました。その号が出たとたん、ファンサイトの反応のすごいこと、すごいこと。
 もうキャラクターに対して怒り心頭で、「日記」やBBSで叫ばんばかりの人。他サイトで「ひどい!」と言われているキャラに対して同情している人。その展開やコマごとの表情に「萌え! 萌え!」な人。冷静にキャラの心情やこれからの展開を分析している人。たった19ページのマンガに対して、これだけ極端に反応が違うんだということに驚かされました。

 私の見方もバイアスかかっているかもですが。そのマンガをどう見ても、非難轟々受けるような描かれ方されてないんですよね。表情とかセリフとか見ていると、全然マイナスの方向には行っていない。というか、マイナス要素を含んでいるからこそ、マンガ家さんが丁寧に表情を描き、場面転換を考えて、ショックをやわらげ、軟着陸させようとしている努力がうかがえるわけです。それが、わかる人にはわかっているけど、やはり心配されたとおりの受け止め方をしている人もいて、なかなか「表現する」ということは難しいことだなぁと考えさせられました。

 それにしても、さすが人気マンガ。読者の反応も早けりゃ、その思い入れの強さも容易ならぬものがあります。単なる二次元のキャラクターなのに、さも現実にその事件が起こったような熱烈な真剣さがなんとも。そこまで物語に感情移入させ、動揺させることのできる作者方に脱帽です。
 読者もただただ好き放題言いっぱなしなのかと思いきや、ショートショートを書いて非難轟々キャラの援護をする人や、「他のサイトの意見や感想を読んで、考えが変わった」とか「落ち着いて考えたら、騒ぐほどのことではなかったかも」など心変わりを率直に書く人もいて、なんだかほのほのしてしまいました。

 それにしても人間の感性、あなどりがたしです。記事についても、できるだけ誤解のないように言葉を選んで書いたつもりでも、「そう読むか」「そうくるか」といっそ感嘆してしまうようなことがあります。
 読解力って、決して「能力」ではなく、つまるところ「バリエーション」なんだよなぁ。

03.4.2 Wed.  今ごろ                 4.6 1:20
 俳優の古尾谷雅人の自殺を知ってびっくりしました。先月25日のことで、26日にニュースになったのですね。いかにTVを見ていなかったか、というか、世間と隔絶された生活を送っていたかってことですかね。
 好きな俳優さんの一人でした。『金田一少年の事件簿』の剣持警部役がとっても印象に残っています。ほかにも火曜サスペンス、土曜ドラマなどで、味のある役をなさっておられました。あまり俳優に詳しくない(というか、人の顔と名前を覚えない)私でも、見た瞬間に「あ、古尾谷さんだ」とわかる、存在感のある方でした。年齢とともにどんな役をなさっていくのだろうと楽しみにしていたので、本当に残念です。ご冥福をお祈りいたします。


 本日、なんだかいつまでも心にわだかまることがありました。
 私はよほどの場合でないかぎり、他の会社の方に注意したり、苦言を呈したりしません。心の中ではどんなに悪態をついていても(笑)。
 イラストを広告に使いたい件で、とある会社に電話しました。話を通しておく程度のもので、さほど手間取るとも思えない件でした。「できましたら、本日中にご連絡いただけましたら」とお願いしました。
 かかってきた電話で「イラストを描いた方に電話して了解してもらいました。でもこういった件はもっと早くに言ってもらわなければ困ります。これから気をつけてください」「……こちらも事情がございましたもので、この度は至急になってしまいましたが。次がございましたら、できるだけ早めにご連絡するよういたします」
 言いながら、思わず受話器を電話器に叩きつけてやろうかと思いました。
 私が大至急で何かをお願いしたことなど、今回が初めてだろうが。それも版権元の担当がつかまらず、やっとつかまえたら、こちらの会社の方に聞いてくれと言われたから、電話をかけたという事情がこっちにもあるんだわ! で、その事情、説明したよね。だいたい自分のところの扱っているイラストの使用許可出すのに、いったいどんなご大層な手間がかかるんだ!? 前々から何をお願いしても大層そうで、なんでこの方が外部との窓口になっているのか不思議なくらいでしたが。思わず「あんた、何様だ!」と怒鳴りそうになりました。危ない、危ない。
 それ以来、この方への連絡は慇懃無礼に輪をかけた口調になったのは言うまでもありません(私は怒るとなぜか丁寧になる。なんでだ(笑))。
 もちろん迷惑をかけられたら、「それは迷惑だ」と言っていいと思います。私もあまり度が過ぎると言ってしまうほうです。でもそれは、相手が支離滅裂な言いがかりをつけてきたときとか、明らかに相手方に非があるのに、こちらにばかり要求が激しいとき、私の仕事の範疇外のことを云々してきたときくらいですよん。さすがに自分の仕事の範疇内のことで、他社の方に苦言を呈したことはありません。

 いつもなら「そういう人もいるさ」とか「私自身もイロイロやらかしてるんだろうから、お互いさま」とか流すことができるのですが。ここ2、3日、無性にイライラしているので、全然解消できません。なので、書いてみる。少しはすっきりしたかい?>自分。

03.4.1 Tue.  4月の風                 4.5  23:45
 Oh, to be in England
 Now that April's there.
 And whoever wakes in England
 Sees, some morning, unaware.
 That the lowest boughs and the brushwood sheaf
 Round the elm-tree bole are in tiny leaf.
 While the chaffinch sings on the orchard bough
 In England─now!
  ─From "Home Thoughts, From Abroad" by Robert Browning

 ああ、イングランドにいたいものだ。
 今、4月のあの国に。
 イングランドでは、目を覚ませば誰でも、
 ある朝、目にするのだ、知らないうちに、
 ニレの幹の低い大枝やまわりの茂みが
 小さな葉をつけていて、
 果樹園の枝ではヒワが歌っているのを。
 今、イングランドでは!
  ─ロバート・ブラウニング

 昨日から現実逃避が高じています。あぁ、4月のイングランドはいいですねえ。リンゴやプラムの花が咲き、ほんわかとした空気に甘さが混じり、黒々とした土から青い香りが匂いたつような……。

 現実ではすべての原稿が書き上がったところです。いつの間にか、88ページの本のうち40ページ担当してる自分って……。なんでこんなことになってるんだ!? よくわからないままに、9作品分のコンテンツをライターを頼むこともなく書き上げたことですよ。
 自分もライターなのに、なぜライターを使わないのか。それは指示出しが下手だからだ(苦笑)。あとは、今回、まったくスケジュールが読めなかったことが上げられますね。いつ取材日が決まるんだ、いつFAXインタビューの回答が来るんだというのが、全然読めませんでした。スケジュールが決まらないと、お願いできませんからね、ふう。
 さて、今後は進行係に変身して、無事校了までスケジューリングをすればいいはずなのですが……。若干の不安材料は残るものの、あとひと山というところでしょうか。


 4月1日のHarbotのイベントで、ミラーが幽霊のような光る魚をつかまえて、尻尾だけ手に入れてました。あれは、まさかPoisson d'avril(ポワッソン・ダブリル 四月の魚)なんでしょうか。
 「ポワッソン・ダブリル」とはフランス語で「四月バカ」「エイプリル・フール」のことです。この季節にフランスでよく作られるパイの名称でもあります。魚型をしていて、キイチゴがたっぷり乗っています。

 なぜフランスでは「四月バカ」が魚に結びついたのか。諸説ありますが、ひとつはこの時期に太陽が魚座に入るため、それを祝って魚の形の砂糖菓子を交換する際に、よくウソを仕掛けたからという説。またひとつは、1582年にシャルル9世がそれまで年始であった4月1日を1月1日にする政令を出したが、家臣たちが反抗の意を示すため4月1日にふざけた祝いをして、ふざけた贈物を友人たちに贈った故事からという説。
 それから、イエス・キリストの頭文字を組み合わせるとギリシア語でIKHTHUS(魚)を意味する語になることから、キリストを魚で象徴し、4月のキリスト受難と結びつけたという説。4月1日にウソで担がれた人は、キリストにならって「受難者」とされます。

 「四月の魚。四月の初めは、抜け目のない心くばりが肝要」<フランスの諺>。

 「ウソだろ」と思うことがたくさんあったのに、ウソじゃなかったので、どっちにしろ受難なことには変わりありませんでした。チェッ。


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