Dairy for Paranoid

MAY 2003

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JANUARY  FEBRUARY  MARCH  APRIL


03.5.31 Sat.  親知らず                 6.5 3:40
 親知らずを抜きました。随分昔に3本は抜いてしまっていたのですが、右上の親知らずだけ残っていたんです。なぜ今まで抜かなかったかといいますと、生え方が珍妙で、誰も抜ける人がいなかったから(苦笑)。なんか側面から生えちゃったせいで、右上の他の歯を横から押すような形になっていたようです(実際に見てないけど、そういう感じらしい)。そのうえ、ほとんどが歯茎に埋まっていて、頭がぽつっと出ている状態。
 歯医者を変わるたびに「抜きなさい」と言われ、「じゃあ」とその気になったら、「今無理して抜かなくても、いずれ虫歯になってなくなるから」(え!?)とか、「歯茎からこれ以上出ないなら、悪影響はなさそうだから、放っておこうか」とか、なんだかかわされてきた履歴をもつ、困った親知らずなのです。

 今通っている歯医者さんでは、歯垢を取りにいくたびに、歯科技工士のお姉さんに「抜け、抜け」と言われ続け、それでも昨年の年末あたりは言語道断、春になったら実家に帰省とかでうやむやにしていたのです。でもついに決意して、診察・治療のほうに予約を入れました。

 もう行くまでドキドキ! 行ってもドキドキ!でした。他の3本もそれぞれ違う歯医者さんで抜いたのですが、そのたびにロクでもないメに合っているので。抜くときに歯根が残って、それを掘り出すのにじっとしていたら、いきなり「あれ、あ、これ顎の骨かぁ〜」とか言われたり(<どこまで掘っとるんじゃ〜!) ほかにも歯茎を縫うはめになったり。2、3日、痺れたような感じが取れずに熱を出したり。
 そのうえ、コイツは曰くつきの歯。もう、時間がかかる覚悟はできていました。ちょうど風邪気味で咳き込むとすごかったので、今日はできないかとも思いました。もしかしたら、今までのように医者に見放されるのかもとも。

 そのどす黒い気分を表現するように豪雨襲来! 小田急線、大雨のためにダイヤ遅れ。すっかり予約時間に遅れ、待ち合い室で30分ほど待たされました。そして、いよいよいよいよ。
 麻酔を打たれて(これもイヤ)、10分。もこっもやっとした感じになってくる頬をヤダなぁ〜と思ううちに、「はい、口開けて」ゴギッ(OUCH!)「ちょっと痛かったね。はい、取れた」「え!?」
 一瞬の出来事でございました。「ほら、歯根が1本しかないから、すぐに抜けたよ」。先生、してやったりな満面の笑顔。私に抜いた歯を持たせます(イヤァ!)。「持って帰るか?」「けっこうです!!!!!」

 止血を待つ間、もうお祖父さんの域に入る先生が、傍に控えていた助手だか研修だかの別の若い先生に説明を始めます。
 「こういう親知らずはね、たぶん日本で教育受けた歯科医は苦手なんだよ。僕はアメリカ海軍のドクター・ビーチに習ったんだ。彼は水兵を相手にしてるから、とにかく手際がいいんだよね。もう全然、口の中なんか見てないんだ。こうこのピンセットと指の感覚で、ぽんっと抜くんだよね。日本だと、一度横に引き出してから、持ち上げる感じでしょ。それだと、こういう側面から生えている歯はむずかしい」「そうですよね。一度こうしてから、こんなふうに引っ張ると教わったんですが、それだと歯根が引っかかったり、割れたりするんですよね」
 ……はぁ〜なるほど。私はこの先生に巡り会えて、運がよかったんですね。
 「これ、この器具がね、いいんだよ。あとピンセットは便利。案外折れないんだよね、ピンセット。ほら、このタイプの鉗子はときどき歯をばっきり折ったりするでしょ。歯根が残るとめんどくさいし」「あぁ、やっぱりピンセットはいいんですか」「うん。ほら、こう奥へ入れて、くっと持ち上げたらけっこう強いんだよ。僕は携帯用をいつも持ち歩いてる」
 ……そろそろ、話が痛い方向になってきたぞ。
 「究極はこれ。もう顎の骨まで出ちゃうスゴイやつ。なにせ、抜いた歯がはね飛ぶんだからね。これは強力。飛んだ歯がドアにぶつかったの、見たよ」「そうです、そうです。すごいんですよね」
 ……うわぁ〜(汗)。
 「さすがに、僕は今まで使ったことはないけどね。まぁ、記念でもってる(笑)」
 ……はぁ、そうですか(疲れ)。

 抜かれたあとだからいいにしても、座ってるしかない患者の頭の後ろでそーゆー会話はやめましょうよ、お二人さん。先生、天然サドだろう(苦笑)。まぁ、歯医者さんってどっかサドっぽい印象がありますけどね……『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』のせい?

 「念のために鎮痛剤を渡しておくけど、たぶん痛まないと思うよ。2、3日したら気にもならなくなるから」。ある部分はそのとおり、ある部分ははずれました、先生。

03.5.25 Sun.  オタク編集の日常             23:43
 日曜だというのに珍しく8時前に目が覚めたので、『仮面ライ○ダーファイズ』、『明日のナー○ャ』、『金色のガッシュベル!!』、『アストロボーイ 鉄○アトム』をハシゴしてみる。う〜ん、なんてオタク雑誌編集者の名に恥じない、すばらしい時間の使い方なんだ! 難点は、仕事と言い張るには、『明日のナー○ャ』しか雑誌内容に該当してないやんっつー点ですかね。え、「オタク誌編集」はダメなんですか(笑)。「オタク編集」ならいいですか?

 真面目な話をすると、ちょっと今の特撮・アニメ番組の1話分の展開のテンポを計りたかったのです。シナリオテンポと演出のテンポ。何の役に立つのかといえば、気になってる番組のテンポはどのくらいに位置するのか知りたかっただけという。うん、やっぱりアレはちょっとゆったりめかもしれない。だから散文的に感じるのか、ううん。

 不真面目な話をすると、『金色のガッシュベル!!』にハマりました(笑)。
 「週刊少年サ○デー」が事務所にあるので、ときどきチェックついでに見るのですが、『金色のガッシュ!!』って全く意識してなかったんです。恥をしのんで告白するなら、てっきり腹話術師のサクセスストーリーか業界ネタかと思っていたんですよ。だって、ガッシュがどー見ても腹話術の人形にしか見えなかったんだもん!(<そんなん、あんただけや) もうこの時点でオタク失格ですね、そうですね!?
 「へ〜、アニメになったんだ。人気あるんだな〜。1回見てみようか」とチャンネルを合わせて……オープニングでヤラれました。まさに「なんじゃ、こらー!」。シリアスなの? ギャグなの? 業界ものでなくて高校生もの!?(実は中学生。そしてこの辺をチェックしだした時点で、もう怪しい……) 人形じゃなくて人間!?(実は口から電撃吐く魔物の子)
 はぁ、もうダメっす。こうして『GetBackers-奪還屋-』に引き続いて、またしてもアニメからどぷっと作品にハマってしまったのでした。

 むか〜し、昔、まだ「ニュー○イプ」編集部にいたころ、私の担当の中に「少年サン○ー」系アニメがありました。「サン○ー」掲載の作品がアニメ化されて、それを「ニュー○イプ」で紹介する場合、私が担当してたってことです。
 『名探偵コ○ン』以前の青山剛昌作品である『Y○IBA!』とか、藤田和日郎の『うしおと○ら』とかね。あのころの「ニュー○イプ」をお持ちの方は、私の趣味炸裂の『Y○IBA!』、『うしおと○ら』の紹介ページをご覧になれますよ。当時、描き下しイラストの発注ラフは自分で描いてたんだもん(笑)。あと、藤田氏のインタビュー記事を強引に2号連続にしてみたり……いろいろ、いろいろ。

 TVを観た後、食料品の買い出しついでに書店に寄って、早速『金色(こんじき)のガッシュ!!』雷句誠(小学館/少年サンデーコミックス)1巻と4巻を購入。なんで4巻かというと、「10巻以上のシリーズものは、4巻を読めばレベルとおもしろさがわかる」というのが持論なので。4巻って、ストーリー的にひとつの山場にさしかかったか、さしかかりかけで、連載では中だるみの時期でもあるんですね。その巻がおもしろければ、だいたい全編おもしろいと。これはあくまで個人的な目安なんですけど。
 1巻を読んで、この「熱い」感じや表情の描き方は何かに似てるな〜と思ったら。雷句誠は、藤田和日郎のアシスタント出身だったのでした。なるほど、すご〜くいろいろ納得しました。
 たぶん、近日中に『ガッシュ』全巻揃うことでしょう。
 そして、ちょっと「ゲームしたい熱」は冷めたかもしんないです(早っ)。GASP、まだ買ってないよん。


6.4 6:50
 というのを書いていたのを、UPするの忘れてたようです。ダメダメ。とりあえずUPしておきま〜す。

03.5.24 Sat.  本を読む日                5.26 6:20
 久しぶりにじっくり本を読む。『TWIN SIGNAL』の同人誌、先述の『ちょー薔薇色の人生』、『百鬼夜行抄』5巻 今市子(朝日ソノラマ/ソノラマコミック文庫)。
 同人誌は、本当に久方ぶりにまたあの世界に浸れました。むずかしいことはいいから、ロボットと子どもが戯れる世界を夢見ようよっていう気分になれて、たいへん爽快。

 人間型ロボットと人間の関係というのは、私の場合、考えだすと暗い方向にしかいかないんですね。目の前に立つ「人間」が、何者かに操られている機械の固まりと思っただけで、自分自身が固まりそうな予感がするんです。人間型でなければOKだし、自分の腰くらいの身長ならそんなに威圧感を感じないでしょうけど(そういう意味でも、アトムはよくできた造形だと思います)。自分の身長以上の人間型ロボットははっきりいって怖いです。ついでに、基本的にプログラム(オラクル)は怖くないけど、存在(オラトリオ)は怖いという……。
 なぜ人間型を目指すのかといえば、二足歩行する人間に合わせてある施設や道具を使いこなすには、人間型がいちばん効率がいいから、というのもわかるんですけどね。それでも生理的な恐怖感(決して嫌悪感ではなく)は払拭できない気がします。
 まぁでも、うちの祖母が駅の自動券売機を気持ち悪がったと同じように、伯父がFAXとは紙が直接相手方に送られる装置と信じていたように、世代の問題なんでしょうね。生まれたときから、隣に人間型ロボットがいたら恐怖も嫌悪感も抱かないのではと思います。私の恐怖感も、いつか笑い飛ばされる程度のモノなのかも(苦笑)。

 『TWIN SIGNAL』は、そんな「ロボット怖いよ」な私でも、自然に楽しめた作品です。というか、恐怖感をもっていたからこそ、あの作品に描かれている「ロボットの可能性(ポテンシャル)」と「ロボットがやらかしてしまうかもしれないこと(プロバビリティ)」が、たいへんすんなり理解できたというか。
 ちょうど『TWIN SIGNAL』が最後のクォンタム戦にさしかかっているころに、『アトム今昔物語』(手塚治虫)を読む機会があったのですが、その当時は双方が別の世界を描いているような気がしました。でも今思うと、根源的には一緒だなと。この辺の感覚がまだうまく言葉で表現できないために、サイトコンテンツの「TWIN SIGNAL」をいつまで経ってもUPできずにいるのですが(言い訳)。

 ええと、結局何が言いたかったかというと、同人誌ではそんなモチャモチャした感じを抱くことなく、ロボットと子どものいる情景を楽しめたのでした。
 ついでに、最近、少年マンガがおもしろくてしょうがないのですが。なんかもう、クドクドしく考えるのがイヤになってるのかな、なんてね。

 そして、相変わらず読みごたえのある『百鬼夜行抄』。この方の「省略の表現」は見事だと思います。他の作家さんならもっと書き込むし、描き込むだろうと思われるところ、その芯の部分をぎりぎり残して、物語も描写も省略しておられるんですね。ときには読みながら脳内でかなり補完しないとならないこともあるのですが、それ以上に読み手の気をそらさない緊張感がたまりません。たいへん構造的というか、物語を平面的(時系列)ではなく立体的に捉えられる方なのだと、尊敬しきりの作家さんです。
 文庫判5巻では、実はこの話は前のあの話の補完だったのねという展開も出てきて、おもしろさ倍増です。

 ボーイズラブ(BL)ものとして出ている『大人の問題』、『あしながおじさん達の行方』、『楽園まであともうちょっと』なども、味付けに男男関係が出ているだけであって、つまるところ、人間関係のおもしろさ、「人間(Human)至る所にユーモア(Humour)あり」が描かれているのですごく好きです。『五つの箱の物語』なんかは切ない系BLですけどね。

 昔から朝日ソノラマ系の作家さん好きでしたが、今でも変わってないなと思う今日このごろ。『DUO』とか『ハロウィン』とか好きでした。山田ミネコ、高橋葉介、速星七生、内田美奈子、JET……。ほら、今は『ネムキ』だし(笑)。こういうところにも相性ってありますね。

03.5.23 Fri.  喉がいがらい               5.24 6:50
 のです、なんだか。風邪のひきはじめかな〜。ちょっと流行ってるっぽいからなぁ。それともホコリにまかれているのか、ううん……。

 ただ今、自宅のメインインテリアは10個のダンボールです。ええ、実家から引き連れてきた、あの書籍詰め詰めダンボールですよ。狭いワンルームに、中身が全部納まるだけの本棚を置くスペースも気力もなく、いずれまた引っ越すんだから(何年先の話や)と、箱のまま積み上げ放置中。ここ3回ほど探し物の機会がありまして、そのたびに「箱をかき回し、上の箱を床に下ろして、下の箱をかき回し」×4でけっこういい運動になってます。
 ところが、どうやら部屋にデコボコが多いとホコリも多く積もるらしい。妙にホコリくさいというか、ダンボールくさいというか、乾いてるっぽいというか。それが喉にキテるなら、ちょっと考えないとですね。


 事務所で『サモン○イト2』のゲームをやってるのを傍で見てました。お、おもしろいかも。『シャー○ンキング』のGAソフトのおかげで、すでに充分ゲームウズウズって感じなんですが。『サモナイ』はPS2だぁ。ああああ、PS2も、PS2も買うの?>自分。

 なんでグラついてるときにかぎって、こう誘惑するものが出現するのだ。それとも、グラついてるからこそ、いつもはアウト・オブ・サイトのことにまでアンテナが働いてしまうのか。
 思い起こしてみれば、「『3』が出たから、ユーズドで『真・三國無双2』が安くなってるんだよ〜ん」とか言いながらゲーム好きのスタッフが事務所でプレイしてるのを見た時点で、すでに怪しかったのデスね。関羽が暴れまくってるのを、「ストレス解消によさそうだなぁ」と思ったときから、もう罠にかかっていたのか……。
 ストレス解消なら周瑜、趣味優先なら諸葛亮、人生に拗ねたときには張角か司馬懿(この字が標準装備で出るのがすごいな、「ことえり」。「ことえり」プログラマーは『三国志』ファンか!?)でプレイしたいもんです。
 ちなみに『サモナイ2』なら、マグナ選択でネスティにネチネチいびられたいと思うのはヘンなんでしょうか。

 だんだん悪魔の誘惑に絡めとられている気分。現世の「快楽」を描いたというサルヴァドール・ダリの「聖アントニウスの誘惑」。あれ、ひとつ足りない。脚が妙に長い象まがいのゲーム機が……(←どうやら、誘惑の強さ加減がそういうレベルらしい)。

03.5.22 Thu.  ヨカナーンの首              5.24 5:14
 オーブリー・ビアズレーといえば、オスカー・ワイルドの『サロメ』。
 実家に帰省していたおりに、そういえば「バプティスマのヨハネ」Saint John the Baptist の話になったな〜とか思いだしました。

 帰省中のある晩に、実家の近所で火事がありました。北の空が赤く染まり、消防車が何台も何台もけたたましく爆走していきます。後から聞くと、現場はちょうど明石市と神戸市の境(実家から徒歩7分くらいのところ)にある住宅地。「あのあたり、中学の同級生が住んでたなぁ。無事かなぁ」「そういえばあそこって教会があったけど、それってアンタが子どものころ行ってた教会?」という話になったんですね。
 私が通っていたのはメソジスト派教会で、火事があったところの教会はバプティスト派教会。どちらもプロテスタント(新教)ですが、教義は違います。で、バプティストって何ぞやと。……前ふり長いな、おい。

 baptist は「洗礼を施す人」の意味。「洗礼 baptism」とは、生後間もない子どもを水に浸けたり(浸水)、水を注ぎかけたり(注水)、指先で水を振りかけたり(灌水(かんすい) カトリック教会はこれ)すること。このときに子どもは命名され、キリスト教会の会員となります。
 新教バプティスト派は、物心のつかない幼児の洗礼に反対し、洗礼の意味がわかる年齢になってからの浸礼(immersion)を唱える教派です。

 でまあ、「バプティスマのヨハネ」にまで話が及んでしまったと。ウチの親父殿もそうだったのですが、イエスの十二使徒のヨハネと混同していらっしゃる方、もしかして多い? 十二使徒のヨハネは「福音書のヨハネ」Saint John the Evangelist と呼ばれ、「バプティスマのヨハネ」Saint John the Baptist とは別人です。

 「バプティスマのヨハネ」は、イエスの母マリアの従姉エリザベツの息子です。ええと、イエスとは「また従兄弟」の関係ですかね。
 マリアより先に身ごもったエリザベツの元に現れた天使は、その子どもが「主の道を整え、その通り道をのばす」者と予言します。そのとおり、ヨハネはイエスに先駆けて「悔い改めよ」と説く者となり、ヨルダン河で多くの人々に洗礼を与えました。救世主の使命に目覚めたイエスに洗礼を授けたのも彼です。故に Saint John the Baptist つまり「洗礼者ヨハネ」「バプティスマのヨハネ」と呼ばれています。
 その後、荒野の隠者として暮らしていたヨハネは、ユダヤのヘロデ王に捕らえられ、牢に繋がれます。ヘロデ王の後妻の娘サロメはヨハネを恋慕しますが、彼が応えるはずもありません。ヘロデ王の誕生祝いの宴席で、サロメは有名な「七つのベールの踊り」を披露します。悦んだヘロデは「褒美に何でも望みを叶える」と約束し、サロメは言いました。「銀の大皿にヨハネの首を載せて、ください」。
 「お前にくちづけしたよ、ヨカナーン」
 ワイルド&ビアズレーの『サロメ』の「ヨカナーン」も「バプティスマのヨハネ」のこと。外国名はだから嫌いさ(笑)。
 元は「神は慈悲深い」の意味のヘブライ語で、ラテン語表記は Johannes。ヨカナン、ヨハネ、ヨハンネスが短くなるとJohan(ヨハン)になります。英国ではJohn、Jon(ジョン)に。フランスでは Jean(ジャン)に。ゲール語では Ian、Iain(イアン)、ウェールズで Ieuan、Evan、アイルランドで Eoin に派生しました。

 ギュスターヴ・モローの「出現」、ビアズレーの『サロメ』などで、「首だけヨハネ」はたいへん印象的ですが。身体ありの彼もたくさんの宗教画に登場しています。獣皮の衣装に、杖(たいてい十字型)を持った壮年の男性であれば、それは「バプティスマのヨハネ」でほぼ間違いなし。無精髭つきだと完璧。
 ラファエロの「美しき女庭師」では、イエスとともにかわいい子どものヨハネが描かれていますよ。

03.5.21 Wed.  見なかったことにしてください       5.22 1:05
 ちみっと体調を崩しました。やはり先週飲み過ぎたか!? なので本日は自宅にて作業。あちらこちらに電話したり、電話したり、電話したりしてました。蒔いた企画書の芽の出具合を確認中なのです。枯れ木に花は咲くか!?(枯れ木って何?)
 ちょっと貧血っぽいだけですのでご心配なく。どうも雨の気配がしたり、不快指数が上がると、頭痛とコミでやってくるんですよ。これから梅雨が最悪。あぁ、空気の重さに呻吟する季節がそろそろ〜(溜息)。


 ええと、苦し紛れのどうでもいい更新です。実家を片づけていたら、まぁ出てくる、出てくる「過去の遺物」が。回覧誌やサークルやってたころのマンガやイラスト原稿がですね(苦笑)。描いた覚えのないものまで次から次に出てくるんで、参りました。いや、絵柄は間違いなく自分のモノなのですが。こんなのいつ描いたの、私? ……実は二重人格で、もう一人の私が描いてたとかだったらやだなぁ。ホラーだなぁ。
 大学ノート20冊以上、スケッチブック10冊、マンガだらけ。ちゃんと漫画原稿用紙に描いて、ペン入れしたものまでございました。高校、大学、大学院と私はマンガ、イラストばっかり描いておったのか……。このあたりまったく記憶にございませんのですが、厳然たる証拠があるからなぁぁ。

 アイデアノート3冊のみ残して、スケブも大学ノートも原稿も捨てました。置いておいてもしかたがないので。ま、その捨て去った過去(笑)の墓標がわりに、1985年あたりのイラストをUP。今見るとデッサンも構図も効果もメチャクチャだけど、あのころはそれでも一所懸命だったのでしょう。スクリーントーンが高くて買えず、なんとか手描きでごまかそうとしておりますよ(苦笑)。
 個人的感傷以外何の意味もないページですが、微笑ましく見てくださって、ブラウザを閉じた瞬間に忘れてくださる方のみどうぞ。ただし、恒久的に置くつもりはありませんので、どかんと重量級のモノクロイラストが5枚、サムネールの工夫もなしに鎮座しております。ナローバンドの方はやめておかれたほうが無難です。ブロードバンド対応の方のみ、<書斎>へ行かれてください。えぇ、もちろんin「秘密の部屋」でございますとも(笑)。

03.5.20 Tue.  あまりにも                5.21 7:15
 「日記」はしょっちゅうサボるわ、更新はないわ、なので、サイトを開いたときからの常連さまにはもう見ていただいてないかも、と思っていたのですが。どうやらそうではなかったらしく、立て続けにメールをいただきました。ありがとうございます。とってもうれしかったです(はぁと)。

 帰省中にいただいたメールにはほとんど返信さしあげました。あと2通。東京へ帰ってきてからいただいた分は今日から順にお返事させていただきます。帰ってきてから何日経ってるんや、という感じですが。す、すみません。ちょっと夜遊びが過ぎました。先週後半飲んでばっかりだったので。


 打ち合せに出かけた帰りに本屋へ寄ったら、『ちょー薔薇色の人生』野梨原花南(集英社/コバルト文庫)が出ていました。18巻に及んだ<ちょー>シリーズも、外伝を数編残して、本編はこれで最終巻とのこと。『彼方から』ひかわきょうこ(白泉社/花とゆめコミックス)もそうですが、長年、新刊を楽しみにして、追いかけてきた長編が終わりを迎えるというのは感慨無量です。

 物語は<終>マークがついたときに完成するものだと思っています。どんな大御所様の作品でも、上手と言われている方の作品でも、未完である限り完成品と認めたくありません。評価する気持ちも起こりません。シリーズものが途中で刊行されなくなる理由には、書き手、出版社の事情などさまざまあると思いますが。商業ベースに乗っているもので、書き手のみの事情で作品が途絶したままになっているのは、読者に対する大きな裏切りだと感じます。シリーズものにすると決めたからには、最後まで書き終える覚悟と責任をもつべきでしょう。
 や、私個人としては同人誌や個人サイトで連載されているものに関しても、最後まで書いてください!な気分なのですが。それ言うと、自分の首も締めちゃいますから、ええ(苦笑)。

 そんなわけで、<ちょー>シリーズがきちんと幕を閉じてくれたことが、寂しくも嬉しいのでした。でも、なぜこんなに惚れ込んでしまったのかわからない作品ではあるのです。初版を買うと、必ず何カ所かで誤字や脱字、語句の誤用に悶えるはめになるので(笑)。ちょうど感情的に盛り上がってくる場面でかまされると、ギャフンな気分になるんですよね。
 それでも読み続けてきたのは、「めでたし、めでたし」のお伽話の「その後」を書くという手法がまず面白いと感じたから。そして、ダイヤモンドのタフで純情な性格や、情けないけれど強いジオラルドのよくわからない性格に、珍しく計算のない描写力を感じたから。ストーリー展開も、キャラの魅力も、ぐいぐい惹きつけられるような牽引力はないんですが。その力の抜けぐあいが、読んでいて楽だったのです。
 なにより、キャラクターたちの前向きな言葉が好きでした。ときに、すごく力づけられました。私がジュブナイルに必要不可欠と感じている「プラス指向の言霊の力」が、1冊、1冊、そして全編に流れている作品。個人的に、存在がうれしい作品でした。
 外伝も楽しみです。

 ちなみに誤字・脱字でいちばん脱力させられたのは、(以前にも書いたかもしれないけれど)『最○記』のコミックノベライズ(エニックス)です。「編集部は何をしてるんじゃ〜!」と真剣に思いましたよ。
 商業物における誤字・脱字、単語の誤用は許されないことですが。人間のやることです、完璧なものなど望みえません。えぇ、かくいう私だって、最近刊行した本ですンげえ誤字を見逃してます。おかげさまで2週間ほど落ち込ませていただきました。1冊の本につき3カ所の間違いは「えろうすんまへん。なにとぞ大目にみたってください」の範疇って、先輩編集から慰めてもらいました(苦笑)。
 でもさすがに5カ所を越えると、著者も編集部も何してた〜ってね。同業者なだけに、同業者だから思います。もう版を重ねてるはずだから、どこかの時点で直ってるとよろしいんですがね。

03.5.19 Mon.  サイト便利度強化日間          5.20 7:55
 昨日、サイト内検索をミラーにまかせちゃおうといじったんですが。もうちょっと簡単便利がいいかなと思い、「サイト内検索エンジン」なるものを引っ張ってきました。これで、過去6カ月の「日記」内といわず、またHarbotのビーコンが埋めてあるページのみならず、zatsubundou.fc2web.com/のアドレスをもつすべてのページを検索いたします。
 なので、「掲示板」の記事は検索できないですけどね(てへ)。

 あれば便利だなと思っていたのですが、探せばあるものですね、「サイト内検索エンジン」。データベース系サイトさんがこれをつけてくださったら、すご〜く便利になります。データベースサイトの管理人さま、ぜひご一考くださいませ。


 フリーライターの方の、興味深いサイトを見つけました。ライターの仕事の実態が書かれた『極私的ライター入門』を読んで、年期も実績もある方でも悩みは同じかぁと嘆息。特にテープ起こしの話はね、私だけではないのだなあと安心しました(笑)。ライター稼業について知りたい方は、前原政之氏のサイトmaehara on-line がご参考になりますかと。
 特に氏の「なぜウェブサイトを開いたか」に共感しました。「ウェブサイトを、『原稿依頼はないけれど書きたいもの』を発表する場にしようと思ったのである」(『極私的ライター入門』PART2−2.売り込みの作法「ウェブサイトを開こう」)。そう、私がこのサイトを開いたのも、「こういう話も書きたいのだ」という欲求不満の解消が動機のひとつでしたから。
 ついでに、前原氏お薦めの『みのり伝説』尾瀬あきら(小学館/ビッグコミック)は、私の好きなコミックのひとつです。みのりがフリーライターとなり、次々起こるトラブルをかわしながら、解決しながら、経験を積み重ねていく物語。サクセスストーリーといっていいかしら。当時まだ編集オンリーだった私は、この作品で「ライターになるとはこういうこと」を覚悟した記憶があります。


 ただ今、雑誌コンテンツの企画書書き書き週間。すべて花咲き、実になればいいなと思いつつ(ありえねえ)。

03.5.18 Sun.  ちょこっとずつ              5.19 5:20
 サイトに手を入れてます。
 TOPは、オックスフォード郊外のパブ。ガーデン席でエールやスタウトを味わいながら夕暮れどきを楽しむのが、この季節のパブでの流儀です。昼と夜の境の一瞬、風が変わる一瞬、そんな「時」を写したつもりだったのですが。……暗すぎたデスね。でもま、雰囲気だけでも見てやってくださいと強引にUP。

 なんだか「検索エンジン」がご案内してくださってるらしい「日記」。それはいいんですが、「検索エンジン」に入力された語句に引っかかるアドレスは「日記」の当月ページだけときたもんだ。月が変わると別アドレスになるもので、飛んで来られても、立ち往生しておられる方がいらっしゃるようです。なので、Harbotの検索システム「さがしもの」をご利用いただいてはどうかなと、ちょいと検索用タグを入れてみました。過去6カ月くらいの「日記」から語句を検索、表示いたします。
 便利にお使いいただけるとうれしいのですが。
 「検索エンジン」のロボも、せめて3カ月前の「語句」くらい、最新のアドレスに変更してくれるとありがたいのですけどね。

 仕事ページに追加。

 リンクページは「KinKirocks」さま、バナー貼りかえ。

 そして、長らく変だった「初めにお読みください」のソースを修正。なぜかFC2WEBの広告が横にはみ出して表示されていたのです。タグを書き換えて、他のページと同じく下方に表示されるようにしました。ずーっと気持ち悪かったので、これでちょっとすっきり。

 書きたいことがいろいろあって、資料も揃えているのですが、なかなか更新できず、自分でもガッカリな今日この頃。せめて「パブ物語」1話と<旅話>1話くらいはと思いつつ。<趣味話>も4連作で用意はしてるんですよ、用意は。もちろん、リクエスト文も。
 脳内で考えているコトを、そのまま文章化するアプリケーション、切実に欲しい。誰か、作ってくれないかなぁ>偉い人(あくまで他力本願)。

03.5.17 Fri.  明石鯛パーティー             5.19 6:03 
 実家から明石鯛の姿焼きを送ってもらって、所長さんのお宅で明石鯛パーティーをしました。供える日本酒は土佐の「司牡丹」。ちょっと甘口の重い酒で、実家でも明石鯛には重めの「大吟醸酒 明石鯛」を添えて食べていた私にぴったりの選酒でございました。どっちも山田錦使ってるし。うま〜。

 その席で「40歳までにやりとげたいこと」を自己申告してしまいました。いや、あんまり話題に困ったので、無理矢理出したようなものだったのですが。ただ話しているうちに、まさにこれが目標だ〜と自分で納得してしまいました。
 申告内容は「結婚する」(というより「パートナーを得る」だな。「結婚」は定義にならない)。
 私はとってもとーっても男性に厳しいです。女性には甘甘ですが(笑)。男性は男性であるというだけで、社会的にその存在が、その位置が認められていますからね。だから、女性以上の働きなり、存在意義なりを男性に求めてしまうんですね。
 編集が勤める職場は比較的男女差別のないところですが、それでも庶務さんがいないときのお茶汲み、お客さまの案内などは、暗黙のうちに女性がすることになっていました。どんなに女性の編集が忙しく立ち働いていて、男性の編集はぼーっと煙草ふかしていようと、お茶は女性が出すもの。あるとき、お茶汲みに立たない理由を尋ねたら、「女性に入れてもらって、運んでもらったほうが、お客もうれしいだろう。野郎が入れたものより美味しそうじゃん」ですと。
 お茶汲みにかぎらず、一事が万事そういう感じ。ナチュラルに「お偉い」、その根拠を示してくれというのが、長らく私のわだかまりであったわけです。
 でも、もういいかなと。「もう少し『大人』になってもいいかもよ、自分」という気持ちになってもいいかなと。世の中に男と女がいるからこそのおもしろさを感じるに、同じ次元で物を考えないから、同じ視点で物を見ないからいいんだよな。まぁ、意見が合わなくてしょっちゅうイラつくけど、それもそれなりに笑えるし、みたいな。
 30とン年間、培ってきたガチガチガチンコセンサーをレベルダウンしたら(できるのか?)、さぁて、どういう世界が見えてくるのでしょう(笑)。

 「40歳までにやりとげたいこと」。実はぜんぜん別の野望?もあるのですが。さて、パートナーを得ることとホントの目標、どちらを果たすことができますやら。どっちも無理か(笑)。ま、結果より過程を楽しめるのが、このふたつの目標のいいところだったりします。

03.5.15 Thu.  ゲーム                  5.20 8:53 
 旧来の友人でもある某プロデューサーさんと飲みに行きました。楽しく飲むうちに、またしても一方的にボーイ○ラブの話で盛り上がってしまいました(苦笑)。いい加減にしろや>自分。

 実はBLものがちょっとマイ・ブームなんです。発端は仕事がらみだったんですが、今は個人的におもしろがってます。受攻のタイプとか(大変わかりやすい、個人的趣味炸裂の二元論ですわ、うん)、シチュエ−ション設定とか、描写法とか。とどのつまり「行き着くところ」は同じなので、そこまでの設定や過程、行為の描写に歴然たる筆力の差が見えるんですね。や〜、おもしろいです。

 さんざんボーイズラブ作品研究結果を披露し、お互いの近況を報告し合い、アニメ業界の動向なども聞いたりして(←これがメインだったはずなんですけど)、日本酒で4時間しっぽり語らいました。帰りがけ、ゲームボーイアドバンスのゲームソフトをもらいました……『シャー○ンキング 超・占事略決2』。なぜに?
 いや、ちょっと前からやりたいゲームがあったんですよ。それもまさにゲームボーイアドバンスで。GASPを買おうかどうしようか迷っていたところに、なんだかえらくタイムリーないただきもの。

 私はゲーム、いっさいやりません。GAもサターンもドリキャスもPSもPS2もPCゲームだってもってません。なぜなら、ゲームに触れたが最後、社会生活不適合者にまっしぐら!だからです。ひととおり終わるまで、自宅に引きこもって、出てこなくなるに1千万点。えぇ、もう見えます。カーテンを引いた薄暗い室内で、延々コントローラを操り続ける自分の姿が!! だから今まで手を出さなかったのですが。気になるゲームがあって、「どうしようかな」とぐらついている矢先に、ああああ。

 『シャー○ンキング』も好きなので、手元にあるからにはやりたい。あれもやりたいし、あの推理ゲームもやりたい。これはもう潮時ってこと? 観念しろってこと? 悪魔の誘惑? ……きゅ、究極の選択。

03.5.3 Sat.  もはやGW恒例              5.24 20:05
 になりつつある、映画『名探偵コナン』第七作目観賞会。今年で3年、『コナン』映画につきあってもらっている友人と明石の映画館へ。ローカル映画館ってGWの真只中でもけっこう空いていて、穴場なんですよね〜。『コナン』映画はほぼ毎年観に行ってますが、だんだん大人の割合が増えてきた感じがします。もちろんお子さまが圧倒的に多いのですが、今年は高校生、大学生の姿もけっこう見ました。子ども連れのお母さんどうしも「今度のはおもしろかったねぇ」なんて語っておられましたし。老若男女が楽しめるエンタテインメント作品として、それなりに認められてきたのならけっこうけっこう。
 『名探偵コナン 迷宮の十字路(クロスロード)』。ネタばれになるかもしれないので、とりあえず隠します。読まれる方はカーソルを置いてください。
 ★ 去年の『ベーカー街の亡霊』よりおもしろかったです。少なくとも子どもが死ぬようなことはなかったので、後口がよかったといいますか。前作のような世相批判的な要素もなく、ヴァーチャル世界でもなく。エンタテインメントに徹して、現実世界での正攻法の謎ときというのが清々しかったです。子ども向け映画なんだから、やっぱ『コナン』はこうでなくっちゃ!
 舞台は京都。といえば、「西の名探偵」服部平次のフィールドです。当然の予想どおり、平次の独壇場でございました。根っこのテーマは、平次の「初恋の人を捜せ!」だったし(笑)。
 絵とき、私はまったく見当もつきませんでしたが、解かれてみて「ああ、なるほど。京都らしいな」と思いました。あれ、京都の人や京都に詳しい人ならすぐ解けるんでしょうかね。
 何といっても、コナンと平次のコンビネーションが今回のツボ。お互いに助け合い、かばい合う姿は、おそらく一部の女性たちのハートを熱くしたのではと思われます(笑)。TVで平次が工藤新一に化けたことがありましたが、今度は新一が平次に化けたりしています。あんたら……。
 平次自身、剣道に長けた自分と身の軽いコナンを「弁慶と牛若丸のようだ」と思ったようですが。この認識の部分、もうちょっとはっきり出したほうが、あとあと鞍馬寺まで『義経記』を強調できてよかったのではないかと思います。『義経記』に引っかけるのなら、弁慶と牛若丸、平次とコナンのダブルミーニングにすればもっとまとまったのに。脚本的にちょっと惜しかった部分です。
 連れがバイク乗りなので、平次のバイク走行について解説してくれました。バイクで突っ走るシーンはジェットコースターに乗ったときの感覚を視覚効果に取り入れて、スピード感がよく表現されていました。ああいうの好きなので、満足。『コナン』映画には必ずスピードアクション場面が入るのですが、『迷宮の十字路』ではココですね。そして、線路に入ると道交法違反になるのか、とか。免停確実!?
 なにより、出てくる名所旧跡はほとんど知っているところだったので、ああ、あそこをこう描いてるんだという楽しみもありました。ご当地ミステリーの醍醐味もプラスですね。疑問だったのは、エンディングのスタッフロールの背景が、蹴上や鞍馬寺はわかるけど、なんで伏見稲荷だったのかってこと。伏見さんなんて本編に出てないやん。まぁ、絵になるお社ではありますけどね。
 そんなやこんなで、すっごくおもしろかったです。毎日毎日の片づけに飽き飽きしていたので、いい気分転換になりました。


 そのあと三ノ宮に出て、もうお一方と合流。JR三ノ宮駅構内にできたばかりの話題のグルメモールの居酒屋で、ワインと淡路の魚に舌鼓を打ちました。
 三人のうち二人が初対面だったので、三人の共通項はマンガだなあと、自然、その関係の話に。特におのおののルーツ話。山田ミネコとか、聖悠紀とか、和田慎二とか、くらもちふさことか。私と連れのルーツは超人ロックと神恭一郎なので、「最近リバイバルしてるね」なんて、最初はさしさわりのない会話だったのですが。なんだか私一人、だんだん怪しくなってしまったのですよ。はい、雑文堂の「ボーイズラブ話大全開事件」はここで起こったのです(苦笑)。
 すっかり退いたお二人は、宝塚話で盛り上がっておられました。宝塚関係はわからないので、今度は私が聞き手。総じて、怪しい会話の飛び交うブースだったように思います(笑)。

 地域限定発売のあるCDを探すのに、取扱いの店が「北野の山手幹線のそばにあって、19時オープン」という情報だけで向かった私。お二人を巻き込んでウロウロしてみましたが、さすがにそれだけの情報でビンゴするには、北野は広かったデス。さんざん歩き回って、結局見つけられず。でもまぁ、せっかく北野まで来たのだからと、英国風パブ行ってみれば、土曜日の夜は満席で店内に入ることさえできず。最終的にヨーロッパの田舎屋風の、黄色い壁にところどころ埋め込まれた煉瓦、覆いかぶさるようなツタがおもしろい外観を作っている喫茶店でお茶するハメになりました。つらつら世間話をするうちに……いつしかテーブルに突っ伏して爆睡。うきゃー! ごめんなさい、ごめんなさい。すっかりハッチャけたうえに、寝てしまったのは、連日の片づけのせいです。ってことで、許してください。すみません〜。
 あぁ、なんだか友人を無くしそうな顛末。ちなみにCDを売ってるお店って、バーでした。19時オープンなんて酔狂なCDショップだなあと思っていましたが、バーなら納得。今では場所も店柄もきちんと把握してますので、お盆に帰省のおりにリベンジだ! しかしバーでCDだけ買うってこと、できるんでしょうかね。

03.5.2 Fri.  失うもの                 5.19 5:08 
 Having nothing, nothing can be lose.
  -From "King Henry VI, Part III" by William Shakespeare
 何ももたなければ、失うものは何もない。
  -ウィリアム・シェイクスピア

 売る本、捨てる本、とりあえずトランクルームに預ける本、東京の自宅に送る本。いったい全体、こんなに本を買い込んだのは誰? 誰なの? マジメに小1時間問いつめたい気持ちでイッパイです。
 ……だいたい、こんだけの本、本当に全部読んだの? もし読んでいたとしたら、なかなかの雑学オンリー知識人だよ、自分。「クイズ番組荒らし」になっていても不思議はないはずサ。
 う〜ん……何だか買ったことさえ記憶にない本がゾロゾロゾロゾロ……。1冊見つけたら、その陰に30冊はあると思え。もう打ち止めかと思ったら、あっちの引き出しから、こっちの押し入れから続々出てくるのぉ。ゴ○ブリホイホイならぬ、ブックスホイホイを仕掛けるべき?
 う〜ん、う〜ん、本に押しつぶされる〜(悪夢ではなく現実)。

 たくさんの本に加えて、たくさんのビデオに、たくさんの書類。「何ももたなければ、片づける必要もない」って名言、どっかになかったかしら。

03.5.1 Thu.  可能性の5月               5.20 8:20 
 The world's favorite season is the spring.
 All things seem possible in May.
  -From "North with the Spring" by Edwin Way Teale
 春は世界中の人々に愛される季節。
 5月にはすべてのことが可能に思われる。
  -エドウィン・ウェイ・ティール

 可能であろうとなかろうと、これだけはやりとげなきゃならない、実家の片づけ。それでも2月のときに比べれば、日は長くなったし(私のいた部屋は電気を止めているので、日中しか片づけができません)、暖かくなったし(同じ理由で暖房が入れられません)、天気もよくて紙が湿気なくていいし。「こ〜りゃ、はかどるや」と思いきや、メチャ暑かったり、寒かったり、雨降ってばっかりだったりするんですけど。

 そろそろ「mission : impossible」と朱判を押したくなってきた実家のお片づけ大作戦。
 中学1年のころの学年文集を見つけたら、奥付の「編集委員」に自分の名前が! こんなころから「編集」だったの!?>自分(大爆笑) ちなみに自分が何をどう編集したんだかはナゾです。多分、学級から2人ずつ出された文化委員とか緑化委員とかみたいなものだったのでしょう。名ばかりで、作業は先生まかせだったんじゃ?

 高校のころの「読書記録ノート」も発見。こんなものがあったことさえ、まったく記憶にございません。学校指定図書を読んで、B5サイズのノートの1ページに感想を書いて、先生の評価を得るというものらしいですが。ぱらぱらめくれば、すべて評価は「B」か「C」(大笑)。せっかく長々書いてるのに、先生の評は「だから、それが本書の問題としているところではないのですか。論旨に発展性がありません」とか(苦笑)。いかに感想文が苦手だったかということがわかって、安心しました。「三つ子の魂」だから、これはもはやどうしようもありません。改善の余地なし(太鼓判)。
 でも、たまに「A」とかあって、その感想文からはすごく興味をもって読んだなというのがわかるので、好みによって出来不出来があったようです。ほんまに今と同じや。しかし『二十歳の原点』高野悦子(新潮文庫)なんて読んでたんだ、私。そのうえ評価は「A」だ。ふ〜ん。

 ……なんつ〜ことをやってるから、作業がまったくはかどらないんだよ。『失われた時を求めて』ごっこは、もっと暇なときにやりましょう! 井上究一郎先生の訳著も出てきましたよ、マルセル・プルースト! まだまだ出てくるぞ、『象徴主義と世紀末芸術』ホーフシュテッター!! きっぱり捨てるんだ、『夢判断』フロイト!!! それでも捨てられない、『神話学入門』ユング!!!!


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