Dairy for Paranoid

SEPTEMBER 2004

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04.9.26 Sun.  お気に入りの整理じゃない整理       9.27 0:23
 起きたら15:00だったので、パジャマのままで過ごしてみました。ただ今、23:00過ぎ。

 1日、寝ては起き、寝ては起き、ダラダラしつつ、PCを立ち上げ、ブックマークの整理などをやってみました。ネットサーフしていて見つけたサイトとか、仕事で検索したサイトとかを無節操に「お気に入り」の第1階層に登録しているので、「お気に入り」を開いても、並ぶタイトルが何のサイトだったのやらさっぱり。ずるずる長くなり、何度スクロールしても一番下になかなかたどり着けなくなったので、カテゴリーごとにフォルダを作って、分けることにしました。
 自分のサイト運営用のサイトとか、ニュースサイト、日参サイトはそのまま第1階層で。あとはフォルダに整理。「リンク」(弊サイトとリンクいただいているところ)、「仕事」(仕事で文章を書いたサイト、および出版社や企業など、おつき合いのある会社のサイト)、「書店・宣伝」(復刊ドットコム、青空文庫ほか、書店員さんのサイトなど)、「ルール・マナー」(著作権や画像使用、ネットマナーなどのサイト)、「知り合い・編集」(知り合いのサイト、編集者やライターのサイト)、「作家サイト」(漫画家さん個人のサイト、あるいは漫画家さんの公認サイトほか)、「NAR○TO」(今回、ブックマークを整理しなければならなくなった理由。やたらスクロールを伸ばしてくれました。大漁です(笑))。「GetBackers」(これも長いなあ。今、一番長いかなあ)、「TR○GUN」、「JU○E系」、「OTHERS」(FANサイトいろいろ)、「ミステリー」、「神話・伝説」、「占い」、「美術・雑学」、「遊び」(GIFアニメやフラッシュ作品)。「英国関係」、「国家・古謡」、「素材・参考サイト」(素材サイトと、もしかしたらサイト作りに参考にしたほうがいいのかもしれないサイト)。

 フォルダがまたしてもずらずら並んでしまって、まだなおスクロールが必要です。整理ベタだから。がっくり。作業している間、ひととおり登録していたサイトをクリックしていったのですが、「404 Not Found」になっているところが多くて。このメッセージを見ると、お引っ越しにしても、閉鎖にしても、ちょっと取り残されたような一抹の寂しさがありますねえ。

04.9.17 Fri.  びちびちっ!               9.26 23:57
 「楽天市場」の広告がサンマなんですよ!
 ネットサーフしてたら、「楽天市場」の広告が上下に入ったサイトさんに行き当たったんですね。そしたら、その広告スペースが! サンマだったんですっ!! いえ、サンマはいいんですよ。旬ですしね。巷には「秋の秋刀魚定食」なるものも出ていて、すでに2回ほど食べました。おいしかったですv

 そのサンマが、です。青背のギラリと脂ののったサンマがですね! PCのモニターの中で、キョロリと目をむいたまま、頭の先と尻尾の先を固定された感じでびちびちびちびち動くんです!! うわあ……。ふるふる動くプリンとか、ぷるぷる震える目玉焼きとか、楽天市場の広告はなにかと動きものが好きだなあと思ってました。でも、このサンマは! なにか形容しがたいモノが背筋を走るんです! 思わずPCの前でヘタリこみそうな。なのに、やたら多いのです。ネットサーフするたんびに出会ってしまうんです。あちらこちらで、びちびちびちびち……。ああ、夢に見そう。


 ちょくちょく聞かれるので、持っている資格関係、書いておきます(そういえば、どこにも書いてませんでしたね)。まあ、別にどうでもいいことなので、隠し! 知りたい方だけどうぞ。
 ★まずはフランス文学修士号(研究テーマはボードレール『人工楽園』。おもしろかったのは「修辞学」)。資格は図書館司書と博物館学芸員。外国語関係は高等学校教諭1種免許<外国語(フランス語)>とケンブリッジ英検FCE(First Certificate in English/英検でいえば準1級レベル、TOEICでいえば660〜730あたりらしい)。てな感じです。だいたいどれも大学・大学院時代に取ったものなので、履修課程の詳細は記憶の彼方(笑)。ほんと宝の、つーか、かけた時間の持ち腐れですね。まあ、でもやったことの結果は何かしら形にしておくというセコい性格はよく出てるかも(笑)。FCEは英国時代に英国滞在の集大成として受けました。英語学校のFCEコースに入って、受験勉強したんですよね。このときほど勉強したことは、大学受験のときでさえなかったと思います。

04.9.16 Thu.  愚痴も出るさ〜              9.26 23:10
 10:00から取材でした。午前中の取材って、絶対に寝坊しちゃいけないという緊張感があって、前日からかなりドキドキものなんですね。通常、5:00くらいには目が覚めるのですが。そのあと、ついうっかり二度寝しちゃうことがあるんですよ(それ、目が覚めたっていわないから>雑文堂さん)。
 そんな体たらくでも、幸いなことに寝坊で取材に遅れたことはないです。ただ、やはり緊張して熟睡していないからか、午前中に取材があった日は、疲れも眠さも2倍2倍ですけどね(苦笑)。


 18:30に、事務所に初校を受け取りに行きました。これ、本当なら8月下旬には終わっていた仕事なんだよなあ。版元(出版元、すなわち出版社のこと)の都合で、というか、版元が指定したデザイナーの都合で延びに延びてるんですが。あんまり予定より延び延びにされると、モチベーションを保つのも大変です。その前に、頭の中にインプットした作品に関する知識や、「こういう構成にしよう」「こう書こう」と思っていたことをどんどん忘れていってるのですが(苦笑)。

 そもそもデザインラフを描いたときは、8月半ばの放送分までを収録する予定だったんですよね。デザインが遅れたために、原稿は9月上旬放送分まで網羅することになり、写真も話数が進んだ分だけ差し換える必要も出てきたり。今晩受け取った初校を戻す来週月曜のタイミングで、話はクライマックスに入るんですけど、そのあたりどうするんでしょう。

 先んじて全話分のシナリオもいただいてるんですが、放映時に変わる可能性があるので、原稿を書く時点で決定事項として書けないことは書かない方向でいたのです。でも、どんどん放映が進んじゃうから、やはりイロイロ事象も変わってきて、テキストも変えていかないと矛盾ができてくるし。その前に「先割」の意味って何なんだ、な文字数調整で原稿書き直してますしねえ。書いても、書いても、直しても、直しても終わる気がしない、ちょっと「まいったね」な仕事です。ふううう。

 まあ、何ごとにも終わりはあるので、終わるんでしょうけどね。8月下旬で終わるはずだったこの仕事が延びたために、9月から関わるはずだった他の仕事、断ってるんですが。ふふ、2カ月分を費やしただけの原稿料がいただけるとは思えないので、けっこうイロイロ辛いです(苦笑)。

04.9.15 Wed.  10ch、始めました。           23:34
 9月10日に新宿に行って、VHSレコーダーコンパチブルDVDレコーダーを買いました。HDDではないので、内臓メモリはなしです。店に在庫がないということで配達になったのですが、そのときに「設置はどうしますか?」と言われて、お願いしたんですね。1050円多く払うことになっても、また画像荒れや10chが入らない状態になるよりマシだと思いまして。
 それが今日来たのです。まず8:00ごろに電話があって、「9:00から11:00の間に行きます」と言われました。店頭で第1便(9:00〜14:00)での配送をお願いしたので、それよりは到着予定時間が狭まった感じです。それでも、2時間はシャワー浴びたり、ちょっとコンビニというわけにはいかないなあと思っていたら、9:12に来られましたよ。
 7:00ごろからゴソゴソ掃除していたのです。TVからビデオレコーダーの配線を抜いて、TVラックから出してみたら、みごとにホコリだらけで拭いてみたり。TVのあたりに置いているダンボール箱をどけたら、そこも箱の形に色が変わってたりして(笑)。

 8月の中頃に、アニメのムック本のページラフを描いていたんですね。文章を書くときは別にPCでかまわないのですが、ページのラフを考えるときは、私はアナログでないとダメなんです。机の上に素材(最近はデジタルデータが多いので、それをプリントアウトしたもの)や、デザインの参考になるものを広げて、紙にタイトルやキャッチ、使うイラストや写真の位置や大・小の見当、写真が複数枚ある場合は、それぞれの因果関係(独立で置いていいもの、2枚や3枚の組み写真にしたいもの、順番に並べてストーリーをもたせたいもの)などの指示や、本文・キャプションの位置、デザイン先割りでも「ここには、これくらいの文字数はほしい」という指示などを、レイアウト用紙に書き込んでいきます。
 この作業は編集という立場で本を作る場合はつきもので、もちろん、『艶 中嶋敦子STYLE』でも『WOLF'S RAIN 川元利浩画集』でもやってます。ただ、今作ってる本はページ内構成が先の2冊よりはるかに複雑で、何度も何度も描き直したので、机まわりとラグの上が消しゴムのカスだらけ。場所によってはこんもり盛り上がっている状態。なにせ買いたてのMONO消しゴムを3日で使いきっちゃって、夜中にコンビニに買いに走ったくらいの消費ぶり。

 それを9月になった今まで放っておいた私も私ですが(苦笑)。なにやら拭き掃除からカーペット掃除に進展し、蟻塚化している本や書類をダンボールに放り込むあたりまで至ってしまった引越しクラスの大掃除の真っ最中に、配送のお兄ちゃんが来てしまいました。油断大敵!
 それでもまあ、TVの配線もDVD/LDコンパチの分もはずして空けておいたし、ラック内の置き場所も用意しておいたので、作業はスムーズに終わりました。やはり私の部屋はTVの電波が入りにくいらしいです。「前のビデオには10chが入らなかった」「TVは1ch、3ch、4chの映りが悪い」とぶちぶち言ってみたら、DVD/VHSコンパチのほうでチェックしてくれました。意外にあっさり、10chはDVD/VHSコンパチのチューナーに入るようになりました! 4chはやっぱり画面にジャムが入りますが、まあしょうがないですね。10chが録画予約できるようになっただけで、万々歳!!

 で、早速Gコード予約でDVD録画などをしてみました。ええ、『NAR○TO』を。さっき観てみたのですが、いいんじゃないですかね。時間もチャンネルも間違っていませんでした(笑)。
 ……ええと、カ○シ先生はこの作品の中ではギャグ要員なんですか? 私のカ○シ先生観に齟齬が生じてしまったんだけど。いや、本人がギャグなんではなく、周りが勝手にギャグ化してるのか。うううううんんん。でもまあ、いかに彼が『イチャパラ』が好きかってこととか、やはりさり気にデキる人なんだねとか、肌の色も脚の線もきれいねとか(DVD初録画が男性のタメたっぷりの入浴シーンというのが、このDVD/VHSコンパチの行く末を語るかのようです)、そこまで顔を隠したいのねとか、いろいろわかりました。
 やっぱり好きですよ、カ○シさんv
 それにしても、この回は変なタイミングのとり方をする演出だったなあ。あと、主線の描き方や人体の微妙なデフォルメも。このしつこいほどのギャグの重ね方や妙なノリは何かの作品でも感じたなあと思うのですが、その「何か」が思い出せない。しまった、エンディングロールで演出さんをチェックするべきだったな。まあ、いいや。

 前のビデオレコーダーで録画したビデオをDVD/VHSコンパチで再生してみたら、粒子は若干荒いけど、サイケデリックな画像ではありませんでした。再生がイカレておったのか。録画のほうは問題ないのなら、ビデオtoビデオダビングに使えるなあとかひそかに思ってます。
 ひとつ問題が片付いて、気分がちょっと浮上しました。思わぬ余波で、掃除もできたし(笑)。

04.9.14 Tue.  Maybe 限界への挑戦            9.15 22:54
 13日の13:00に出校した文字校について、版元編集さんと19:00から3時間かけて打ち合わせて、そのあとで文字数の調整や追加分を書いて、14日の夜にはすべて送る、というのは、かなり無茶な気がしなくもない。全26話くらいの、登場人物の人数も限られた作品ならともかく、話数だけでその倍、登場人物も多くて人間関係もかなり入り組んでいると来ては、ね。
 まあ、それでも上げました。週末に初校が出るらしいけど、どうでしょうね(やっぱり半信半疑)。

 なんだか蒸し暑かったのと、頭痛と眠さとでバテバテです。夕食にそうめんを買ってきたのですが、睡眠欲は食欲より強かった! 帰宅した瞬間、ベッドに転んでそのまま夢も見ない爆睡に突入しました。

04.9.13 Mon.  続・やさぐれ日記 〜ぐれててごめんなさい〜  9.14 6:20
 ええと。ここ3日ほどやさぐれモードが悪化していて、比例してビールの消費が早くて、ここ3日ほど英文の和訳に溺れてて、そうこうしている間に、金・土・日には姿も形もなくて「あら、『週末』っていつのことだったかしら?」なんてちょっと遠くを見てしまった件の文字校が、本日、いきなり全ページ出校して、でもってレイアウトどおりの文字数で原稿を書いたにもかかわらず、<なぜか>文字数が足りなかったり、あふれたり、ブロックごと追加されたりして、そこにまた堂々と「文章下さい」なんて書いてやがるデザイナーのお言葉どおりに追加の文章書いたり、あふれている文章を削ったりしなきゃいけないんだけど、「締切りは明日(14日)や」というステキな状況です。

 なぜこんなことになったかというと、文字数を出したときのレイアウトは「仮」の状態だったらしく、その後、デザイナーがデザインをイロイロご変更あそばしましたからだ! 写真も足りなくなって「写真下さい」なんて書いてあるしぃ。デザインラフを出したのは8月中旬だ。な〜にを今さら。それに、ふつうは編集が渡した素材でやりくりしてデザインするものなんだよ。20ページもある中で、「1点どうしても」というくらいなら、何も言いませんけどねえ。
 担当するデザイナーさんが違うのか、ページによっては「写真欲しいです」と書いてあって、そうこられると「わかった。欲しいのね。探したげるよv」と思えるところ、言葉遣いって大切ですね(笑)。

 それにしても、先々週から先週にかけて、上がってきたページレイアウトどおりの文字数に調整するのにとっても手間をかけたので、「なんのための先割りや!」(解説しよう。「先割り」とは、本文やキャプションなどを書く前に、イラストや写真のサイズや位置を決め、タイトル、キャッチ、リードなどの要素を入れ込んでページのレイアウトをすること。レイアウト優先で本文やキャプションの文字数が決められるため、デザイン重視の見た目に美しいページになる……理論上は)と怒りたいんだけど。その前に別件で怒っているので、疲れきってもう怒りのパワーが0ゲージ(苦笑)。

 16日の取材も入ってきちゃったしな。ということで、来週いっぱいまで修羅場です。ただし、うすぼ〜んやりとなが〜い修羅場ですので、たまに「日記」くらいは書いているかもしれません。
 読む読まないはお好きにどうぞ、なblog併用の「おすすめモノ紹介」はしばらく無理っぽいです。時間もなければ、気力も0ゲージ。実はあれを作ったいちばんの理由である書籍を紹介できず、本末転倒しちゃって「あら、どうしましょう」な気分なんですけどね。タイミングが悪いったらありゃしない。
 メール、「掲示板」のレスはまたちょっと止まります。……あ、これはいつものことか。

04.9.9 Thu.  やさぐれ日記、ビールつき         9.10 0:57
 どう考えても壊れている、私のビデオ。夏前にも故障か!?と思ったことがあって。録画したテープを再生したら、音声はきちんと入っているにもかかわらず、画像が歪むは、ぶれるは、揺れるは、カラーになったり、モノクロになったり、RGB三原色になったり、とってもサイケデリックだったのです。それはアンテナのせいだったらしく、一度は直ったんですね。
 またダメですよ。がっくり。今回はアンテナからの画像入力はちゃんと入っているので、録画機能がやられているもよう。再生もおかしい? まあ、なんといっても15年くらい前に買ったものなので、原価償却は十分してますわね。
 ということで、DVD録画再生とビデオ再生ができるものを買ってきます。10chも録画できるもの希望(笑)。ついでにオーディオコンポのカセットデッキも購入するか。……さて、次に壊れるのはなんですか? だいたい1台何か壊れると、あと2台は何か壊れるよね。


 半日、英文を書いてました。最近、英文を頼まれることが多いです。
 とはいえ、私が作る英文は、和文を英語に翻訳して読ませるというよりは、ページレイアウトや装幀上、背景に英文を敷きたいとか、タイトル下に飾りとして入れたいとか、ページアクセントに使いたいという装飾用です。意味のない英字を並べるよりは、作品に沿った文章のほうがいいだろうということで、私に来るわけです(笑)。
 そういう装飾的意味合いの英文だからこそ、私も引き受けています。和文の意味を精密に訳し、誤解のない、きちんとした文章にしなければならないのだったら、英訳専門家に頼むようお薦めします。私の英訳範囲はビジネスレターまでです。

 ちなみに和訳はビジネス書類とか、メール文章とか、論文とかいろいろ入ってきます。英語かフランス語であればだいたい受けていますが、IT関連とか、生物科学関係とか、機械製造関係とか、テクニカルな専門用語の理解が必要なもの、特にマニュアル関係はお受けしていません。さっぱりわからないもん(苦笑)。
 それでもときどき頼まれるのが看護に関する論文の翻訳。おかげさまでかなり「プライマリー・ナーシング」について詳しくなりましたv

 なんとなく英語づいているこの機にいくつか溜めている私的な和訳モノをやっつけようかと思ってますが。さて週末の出校がホントだったら、そこでタイムアウトですね(まだ半信半疑)。

04.9.8 Wed.  切り札は最終巻              9.10 4:38
 ああ、そうとも。わかっていたとも。それでもとりあえず宣言しておけば、押し切る覚悟になるかなと思ったのさ。
 週末は実家に帰省できません。決定!
 「週末に文字校が出ますので、土・日にチェックして月曜戻しでお願いします」。あぁ、そうですかぁ。でも8月中、何度その「○日には××しますので」という言葉にだまされてきたことか! これで週末の出校がなくて、来週半ばとかになったら暴れてやる!!
 ちなみに来週末は歯医者の予約と、もしかしてその気になったら「オンリーイベント」なるものを覗きに行ってこようかなあという野望があるので帰りません。再来週後半かなあ、次のチャンスは。でもそのあたりに校了がきそうな気がするんだよなあ。新幹線+在来線で3時間ちょい。文庫本1冊読めるくらいの距離が異様に遠いことですよ。がっくり。


 今、つれづれに『中欧怪奇紀行』田中芳樹、赤城毅(講談社文庫/講談社)を読んでいます。来週あたり『ヴァン・ヘルシング』を観に行こうと思っていますので、その予習に(笑)。
 それにしても田中芳樹の名の書かれた書籍を手に取るのは久しぶりです。私の田中芳樹は『アルスラーン戦記』で止まってます(苦笑)。本当は中国の歴史戦記をお書きになりたかったらしい氏にとって、今書かれている作品群が到達点だったのかもしれませんが。お願いですから、続き物のカタをつけてからにしてくださいと願うのは、読者のわがままなのでしょうか。私の場合、続編を待ちくたびれてなんとなく離れちゃった感じがあるんですね。『アルスラーン戦記』『タイタニア』『灼熱の竜騎兵』……ストーリーがわくわくもので、キャラクターへの思い入れも強かっただけに、「あーあ」という気がしてしまいます。


 最近、「完結したよ! 終わったよ!!」と感激したのは「JOKERシリーズ」。『ファイナル・ミッション』道原かつみ、原作:麻城ゆう(WINGS COMICS/新書館)が6月に出ました! 私が手に入れたのは7月になってからですが、書店の新刊コーナーで見つけたときには驚愕し、即購入、読み終わって感無量でした。終わり方も感動的だったのですが、これまた20年近く追いかけてきた作品でしたから、「終わった」という脱力感をともなったスッキリ感が心地よかったです。
 シリーズ第1巻の『帝王の庭』が発行されたのが1987年8月。ほんと20年近いっていうのはウソじゃないんです。

 ニュー・トーキョーでお茶の間の人気を集めている番組、『特捜司法官』。主人公は銀色の瞳を持つ、「合成人間」の一種である人造人間。人間の遺伝子情報を採取できれば、男にも女にも変身して「その人間」になりすますことができる、潜入捜査を得意とする捜査官。司法コンピュータ並みの判決能力を持つ彼らは、犯罪者に対する断罪権限をもつ死刑執行人でもある。その特捜司法官が活躍する番組です。
 帰宅途中でマンションの大家さんにつかまり、「怖くてひとりでは観られない。でも観たい」という大家さんと一緒にお茶をすすりながらドラマ『特捜司法官』を観るのが、日本州警の若き警部補、六道(りくどう)リィンの日課になっていました。「特捜司法官って本当にいるの?」と尋ねる大家さんに、リィンは「いませんよ」と答えます。

 事件がらみである男を追っていたリィンは、彼の愛人らしき少女を尾行します。少女は合成人間。当時、労働力や愛玩物として製造されていた合成人間は、人間扱いされていませんでした。
 まるでリィンをからかうかのようにひらひらと町中をさまよう少女。結局、彼女に身分証明書をとられ、正体を知られたリィンは、少女と対面します。その腕に、男にうたれたと思しき薬の注射跡があざになっているのを見て、少女を保護しようとするリィン。合成人間とわかっている自分を本気で心配するリィンに、少女ははにかんだような笑みで応えると、リィンの前から去るのでした。
 彼女の微笑みが忘れられない、まさにひと目惚れ状態のリィンの前に、再び姿を現した少女。愛くるしい瞳を伏せた次の瞬間、瞼の下から現れた彼女の瞳は銀色。「特捜司法官」しか持ちえない、特殊な人工眼球の色でした。

 銀河系を網羅する「特捜司法官」は、大きくトランプの4チームに分けられます。地球は「スペード」、火星は「ダイヤ」、金星は「ハート」、木星は「クローバー」といった具合に(この分け方はうろ覚え。既刊コミックスは実家なので)。そして各チームに1人いる「ジョーカー」は通常の司法官業務に加えて内部監査を担当する、特捜司法官の中の特捜司法官。そのジョーカーと知り合ったことで、リィンは日本州警の管轄を越えた銀河系レベルの犯罪捜査に関わっていくのでした。

 なかなか会えない、そのうえ会う度に男だったり、女だったりする「少女」ジョーカーに翻弄されながら、ますます思いは募る一方のリィン。彼の一途な思いに、初めて生まれてきた幸せを知るジョーカー。けれど特捜司法官として作られた合成人間の耐用年数は短く、さらに、リィンと出会ったとき、すでにジョーカーは破棄処分まで秒読み段階に入っていたのです。

 ジョーカーの相棒的存在である、地球担当の特捜司法官スペード・エース(S-A)には、「合成人間に恋する人間も、人間に恋する合成人間もわからない。とにかくジョーカーと並び立てない存在である以上、ジョーカーのことは諦めろ」と邪険にされたり。すぐれた犯罪予想能力を持つため「シャーロキアン・コンピューター」の異名を誇る飛騨ジェンクスにセクハラまがいにいじめられたり。不穏で愉快なエピソードも交えながら、物語はジョーカーたち特捜司法官たちが追い、リィンにとっても大きな敵となったテロリスト集団「赤のキャラバン」との死闘へと収束していきます。

 「好きですよ、リィン。最期にあなたに赤のキャラバンが存在しない未来をプレゼントしたいくらいに」

 コミックス8巻分、そしてS-Aを主人公にしたノベルズ『JOKER外伝 特捜司法官S-A』2巻分。犯罪捜査のサスペンス、ジョーカーが今度は誰に化けているのかわからないスリル、死刑執行人としてのアクション、「赤のキャラバン」のテロ計画の周到さにドキドキしつつ、ジョーカーに振り回されるリィンのコミカルなところがおもしろい、シリアスとラブコメディの絶妙のバランスが気持ちのいい作品でした。
 ようやくリィンへ愛を伝えたジョーカーへの、リィンの答えがすばらしい。彼だからこそ、それが心からの真実で。こんな永遠の約束があるのだなあと、私の中で密かに「愛の言葉ベスト10」入り決定です。

 道原氏、麻城氏に「この物語を生み出してくださってありがとうございました」と「完結してくださってありがとうございました」の感謝を! 「END」マークがついた今だから、心おきなく言えます。
 「ふたりの永遠とステキな恋に乾杯!」

04.9.7 Tue.  上がりの祝いはスパークリングワイン    9.8 4:30
 とりあえず今入ってる仕事の原稿はすべて書き終えました。「とりあえず」なので、たぶんダメ出しや修正が入ると思うんですけどね。なにせ、ひとつは初めてお仕事させていただくところなので、先方がどんな文体、内容を望んでいらっしゃるのか、今いち読み切れていないのですわ。

 週末、帰れるのか? 明日には見えてくるでしょうか。今週末を逃したら、年末年始まで帰れないようなイヤな予感がするのですが。ううううう。
 親から「いつ帰ってくんだーっ」って電話がね。GWごろから何回も予定をキャンセルしてるんで、新しい家を見せたくて仕方がない両親は微妙にイライラしてるもよう。……見せたいのはわかるけどさ。前の家を壊す前の引越し騒ぎほどには緊急性ないじゃん。盆に帰れなかったら、もういつ帰っても同じじゃん、ねえ?

 終日、台風18号の影響で風が吹きまくってました。マンション大揺れ。地震もあったので、何やらシェイクされてるような気分でした。夕方からは雨も降り出して、雨が窓を叩きつける音がバシャバシャバシャバシャ賑やかでした。自宅のガラスはすべてスリガラスなのですが、それでも雨の幕が流れているのが見えました。豪雨ですね。
 自宅で原稿を書いていたので、外に出なくてすんでよかったです。今日みたいな日に外へ出たら、確実に飛ばされますわ。踏ん張りがきかないもので(笑)。
 明日は台風一過を期待したいけれど。また暑くなるのだけは、勘弁してください。

 ……ついにblog、在庫切れ。毎日の更新はなくなります。が、がんばって「芸術の秋」しよう。読むもの、観るもの、溜まりに溜まってます。

04.9.6 Mon.  それは夢のような             9.8 3:15
 4日の「日記」に書いていました『ビッグ・リバー -ハックルベリー・フィンの冒険-』のチケットを購入しました。S席頼んだら、最前列のド真ん中。うっかり寝ちゃえないよ(いや、寝ちゃうような作品じゃないと思うけど)。オーケストラボックスがどこにあるかがポイントでしょうか。舞台と座席の間にあるなら、位置的にはいい感じ。もし舞台からすぐ座席になっているなら、ちょっと首が痛くなるかも(笑)。
 『キャッツ』を観に行ったときは舞台からすぐの3列目で、座席は回るは、すぐ側からネコたちが出てくるわというステキな状況だったのですが、如何せん、匂いに弱い私は俳優さんたちのドーランと汗の混じった匂いに少々気分が……。思わぬ落とし穴でした(苦笑)。

 日本版ではないミュージカルを観るのはロンドン以来なので、とっても楽しみなのですv


 先日、種村季弘氏のご逝去について書きましたが、2004年4月に出たばかりの著作を発見しました。その名も『畸形の神 あるいは魔術的跛者』種村季弘(青土社)。「ユリイカ」2002年4月号〜2003年11月号に20回連載で書かれた「魔術的跛者」を、加筆のうえ収録したもの。ああ、こういう本をどなたかが書いてくださらないかと待っていたのですよ!

 高校のとき、『神話学入門』カール・ケレーニイ、カール・グスタフ・ユング(晶文社)を読んで、すごくおもしろかったんですね。ギリシア神話のモチーフを「童児神」と「少女神」に分け、神話のエピソードから「なぜその神が生まれたのか」「その神が持たされた物語性から読み取る、人間の幻想とは」(つまり人間が作る物語のパターン分析)を論じ、そこから北欧神話、インド神話、フィンランド神話などにも共通して見られるテーマを示唆していました。
 それまでギリシア神話はギリシア神話、北欧神話は北欧神話という読み方しかしていなかったので、各地域の「個性」といってもいい神話に、民族も祈る神も越えた、人類普遍のテーマを見つけるというのはひじょうに興味深いと思ったのです。おりしも受験シーズン。「神学研究」のある某大学を受けたのですが、みごとに落ちました(笑)。

 もし神学を研究していたら、あるいはまだ大学の研究室にいたら、間違いなくそっち方面に進んでいたと思います。私にとっては、目からウロコ、アルキメデスの風呂、ニュートンのリンゴくらい、衝撃的な研究テーマだったのです(笑)。

 この研究テーマ、実は日本人にいちばん向いているのではないかと思います。少なくとも他の地域に比べて思想の宗教的束縛や先入観が少ないので、キリスト教、仏教、イスラム教まで含む古い宗教と神話について客観的に、大局的に見ることができます。
 また古今東西の書籍をよく読み、そのテーマを分析して、よく記憶できること。つまり博覧強記であること。このあたりにオタク的傾向がある方はなお適任。
 ……ここまで考えると、もし象牙の塔にいたとしても、私には無理だろう感ありありなのですが。
 
 正直なところ、種村氏が書いてくださらないかなあと思っていたのです。元より学際的なスタンスにいらして、比較文化論的な著作もものしていらっしゃいましたし。そんなことを思いながら、まったく油断していたことに「ユリイカ」の連載は知らなかったのですが。書いていらっしゃったのですね。
 それも、「畸形の神」です。古代の神や英雄には共通して、身体的にあるいは出自や生い立ちにいびつな部分をもつ者が多いです。そこですよ! ツボ、まさにツボ! まだパラパラッと見た程度なのですが、論文調ではなく蘊蓄(うんちく)エッセイ風で、1日1章という感じで読んでいけそうです。
 最後になって、氏のこの著作に会えるなんて。現実感がわかないほどに、存在が夢のような1冊です。

04.9.5 Sun.  引越し・雷・地震・台風          9.6 2:05
 昨日は午前中から上階がガタガタドンドンやかましくて、なかなか原稿に集中できずに困っていました。郵便物を取りに外へ出たら、集合ポストの、昨日まで空いていた部屋の扉部分に新しい名前が! 上階の斜め上の部屋です。「ああ、引越してこられたのか」と騒音の理由がわかりました。でも、わかったからって騒音がおさまらないと集中できないのも事実で。ちょっとトホホ気分でした。

 夕方になって騒音がおさまって「やれやれ、本腰入れてやるかあ」と思ったら、今度は雷です! これがまたいきなり近いです! ピカッと窓全体が光って、「1、2」と数えるくらいでバリバリバリッと音が来ます。ドドドーンという地響きがたつときもあって、まあ、雷帝さま、大暴れ!(わかる方だけわかってください)。
 こんな状況ではPC、つけられません。TVはつけてましたけどね。最悪、TVに落雷しても諦めがつきますが(古いですし、いずれデシタル放送用に買い替え決定なので)、PCに落ちたら、今の仕事のすべてのデータが無くなります。ほかにもいろいろ消えたら困るデータばかりなので、雷どきにはPCは元電源からオフにしています。
 一度はおさまったかに見えた雷雨ですが、夜になってもバリバリバリバリ大暴れで、終日、TVを見るだけで終わってしまいました。がくり。
 本日も雨模様でしたが。ただし雷帝さまのご機嫌はおさまったようでした(そりゃ、昨日、あれだけ暴れたらねえ)。しかし、またしても台風18号が沖縄に上陸。また日本海側へ回って日本へ上陸しそう!?

 昨日、北海道が震源の地震があって、東京まで揺れました。8月末あたりからけっこう揺れを感じていて、「最近、また揺れてるなあ」と思ったら、本日も2度ほど揺れました。じわじわじわっと振動がきて、それからガタガタッと強い揺れが来るパターンでした。2度目はかなり長かったですね。1度目の震源地は紀伊半島沖だそうでマグニチュード6.9、2度目は東海道沖でマグニチュード7.3。津波注意報(0.5m)や警報(1m)が発令されていました。

 いろいろ賑やかですねえ、もう。油断のならない9月になりそうです。

04.9.4 Sat. 芸術の秋!と、なるか!?           9.5 3:57
 アメリカ南部でヒット中のミュージカル、『ビッグ・リバー -ハックルベリー・フィンの冒険-』が、日本にやってきます。9月28日〜10月24日、東京・青山劇場にて公演予定。
 今日、TVで武田真治と田口浩正が「男二人旅!アメリカンスピリッツを探す!」というテーマで、アトランタからミシシッピー、ルイジアナを旅していました。かつての南部の裕福な白人の家とか、黒人奴隷のキャビンとか(まさにUncle Tom's Cabinの世界でございました)、「風と共に去りぬ」博物館、コカ・コーラ博物館、外輪船クルーズ、湿地帯クルーズ、5つ星店の料理、ケイジャン料理、ジャズ発祥の地、倉庫ジャズなど、南部の名所を巡る旅です。これ、すなわちミュージカル『ビッグ・リバー』の宣伝的な意味を含んだ番組だったのですが(武田真治のサックスの腕前にびっくりしました。演奏し慣れていて、アドリブが決まるいい音ですv)。

 見終わったあと、まんまと!すっかり!『ビッグ・リバー』観たくなってしまいました!! このミュージカルはデフ・ウエストシアターという劇団名が示すとおり、耳の不自由な人、言葉が話せない人が俳優として演技します。振り付けは「手話」から成り立っています。話せない人は演技のみで、舞台袖に立つプロンプターがセリフを言います。

 主役のひとり、ハック役のタイロン・ジョルダーノは耳が不自由で会話はすべて手話ですが、TVでちらりと見たかぎり、そうは思えないくらい自然かつ迫力ある動きで感動しました。
 ジム役のマイケル・マッケロイは健常者で、「最初はとまどった」と話していましたが、ジョルダーノとのかけ合いもバッチリで、重量感のある演技が魅力です。

 1988年に、日本でハックを真田広之、ジムをロン・リチャードが演じて好評を得たそうですが(こちらも観たかった!)。デフ・ウエストシアター版、ぜひ観たいですねv 『ビッグ・リバー』のサイトはこちらです。


 ミュージカルといえば、11月2日に『ミス・サイゴン』を観に行く予定です。松たか子のほうではなくて、市村正親&笹本玲奈のほう。なぜなら市村さんの演技が好きだから! こちらも楽しみですv
 芸術の秋、到来!ですv

04.9.3 Fri.  思うことばかり              8.5 2:43
 事務所で、ロシア・北オセチアのベスランでの、武装集団による中等学校占拠事件の話が出ました。日本時間18:00過ぎ(現地時間13:00過ぎ)に治安部隊が突入したもよう。ニュースサイトをチェックしていたスタッフからの情報。
 1日には人質は250人とか言っていたのに、1500人にいきなり増えてますよ。で、体育館の爆発と治安部隊突入で250人以上が亡くなったとか? 子どもにどれほどの犠牲が出たのかを考えますと、やりきれない思いがします。

 オリンピックの真っ最中、8月27日に起こったロシアの旅客機同時爆破テロで、またしても「9.11」のような卑劣な手を使ってきたなと憤りを感じましたが。次は子どもを人質にとったわけですね。

 チェチェンが旧ソビエト連邦からの独立を宣言したのは1991年6月。94年にロシア軍の武力侵攻があり、チェチェンの人口およそ70万人のうち8万から10万人が死亡したと言われています。これが第一次チェチェン戦争。
 96年、「2001年にチェチェンを国家として認めるかどうか、再検討する」ことに同意して戦争は終結。しかし、99年にロシアは合意を無視して武力侵攻。第二次チェチェン戦争が始まりました。攻撃はチェチェンの民間人に及び、隣国に脱出した難民は10万人近いそうです。
 ロシア軍はチェチェンに対して「掃討作戦」と呼ぶ「大量虐殺(ジェノサイド)」を行なっているという情報もあり、実際、ひとつの村から51人の民間人の死体が発見された例もあります。

 チェチェンも黙ってはおらず、特にテロリストたちは今のイラクのように、人質をとっては殺してきました。それがどんどん拡大し、2002年10月に起こったモスクワの劇場を占拠した事件はチェチェン共和国独立派武装グループが起こしたものです。このときは800人余りを人質にとり、90人以上が武装グループとロシアの特殊部隊の交戦などで亡くなりました。「テロに屈しない」というプーチンの主義がよく現れた事件でもありました。

 チェチェンが置かれている状況について、個人的にはひじょうに理不尽かつ暴力的に抑圧されていると感じています。チェチェンの怒りに賛同する気持ちのほうが強かったりします。

 しかし劇場占拠事件、この度の旅客機爆破事件、中等学校占拠事件は、テロとして最低だと思います。チェチェンでは多くの子どもが犠牲になったでしょう。だから子どもを人質にとっても心は痛まないし、揺さぶりをかけるにも効果的と思っているのであれば、それは浅薄だなあと思います。
 長引く戦いに疲弊して、ロシア国内には和平論を唱える人も出てきたところ。あのブッシュ大統領でさえ、チェチェンに「テロを実行し、支援する国々」のレッテルを貼ることを躊躇ったくらい、「抑圧された少数民族」として同情的に見る人々も多いのです。だけど、今のようなことを繰り返せば、「テロ国家」認定された挙げ句、国際世論を敵に回してしまうと思うのですが。

 イラクや、パレスチナとイスラエル、インドとパキスタン、チェチェンもそうですが、歴史と民族性(宗教を含む)が深くかかわった戦いほど、心に痛いものはありません。平和な極東の島国にいますと、「なぜここまで」という思いしかありません。
 いつまでも続いていくのでしょうか。


 「つやつや物語」を書き終えたら、夏休みの宿題を終えた気分でかなり油断している感じです。今だって原稿中なんですが、なんだか微妙に文体がダレておる。サイトの文章と仕事の文章は違うよ!ということで、気を引き締めないと、ですね。

 9月下旬からのプロジェクトが入ってきました。こちらは純粋にライターとしての仕事です。ということは、今の仕事をなんとか8日までに終わらせて、週末には実家に帰る方向にもっていくのが吉かな? 4、5日いて東京に戻る感じで……。
 でもやっぱり、あらかじめ切符を買っておけないんですよね。予定は未定です。

04.9.2 Thu.  心の大激震                22:05
 9月1日20:02ごろ、群馬と長野の県境に位置する浅間山が噴火しました。火口から山の中腹まで噴石が飛んでくるような規模の噴火は1983年4月以来だそうです。
 史上まれにみる炎暑、洪水、季節外れの大型台風、火山の噴火……並べてみると、暗澹たる気持ちになりますな。地球はお怒りなのでしょうか。


 ドイツ文学者の種村季弘(すえひろ)氏が8月29日に逝去されていたのですね。死因は胃ガン、享年71歳。
 フランス文学者の澁澤龍彦氏と並んで、個人的に「変な文学者」として尊敬さしあげています研究者です。誉め言葉に聞こえないかもしれませんが、誉め言葉なのです。
 河出文庫の『悪魔礼拝』と同文庫の翻訳書『錬金術とタロット』は、今も書棚の手に取りやすいところに常備してあります。『謎のカスパール・ハウザー』(河出文庫)もおもしろく読みました。
 翻訳書の『迷宮としての世界』(グスタフ・ルネ・ホッケ著/美術出版社)、『象徴主義と世紀末芸術』(ハンス・H・ホーフシュテッター著/美術出版社)は、修士論文の参考文献でした。『迷宮と神話』(カール・ケレーニイ著/弘文堂)、『イマージュの解剖学』(ハンス・ベルメール著/ 河出書房新社)も、考え方の指標に(あるいは蘊蓄のネタに)させていただきました。

 ヨーロッパ文化を知るには、表層だけを見るのではなく、その裏の、人間の欲や願いや呪いや誤解などがこごり固まったような部分まで見渡すべきだということを教えてくださった研究者です。文学から美術に及ぶ、その博識と評論は辿りつけない理想像でした。
 衷心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

04.9.1 Wed.  TVで小旅行               23:05
 9月ですよ。どうしましょう。実家へ帰省できる目処も立たないまま、東京に居続けています。帰る、帰ると言う前に、いろいろ片付けなければならないこともあるし、やり終えなければいけない仕事もあるのですが……。ここ5日ほどメールやメールのお返事を書きまくりで(それもほとんど仕事関係)、それだけで1日が終わったりしています。もしかしなくても、メール書くの遅いのか、私。とほ〜ん。そしてまだまだ書かなければならないメールが! いろいろ御礼メールを出さねばならないのですが、そこまで至りません。
 取り急ぎ、夏コミで同人誌をくださいました方、お土産をくださいました方、ありがとうございました(>Nさま、Fさま、Bさま、Tさま)。残暑見舞いのメールやお手紙もありがとうございます(T.O.さま、Fさま、Hさま、Mさま)。送っていただきましたものは無事に到着しております(>Oさま、Hさま)。
 「日記」を見ていただいてなければ、意味のないご挨拶でした、マル。

 それにしても、一向に涼しくなる気配がないのはどういうこと? 台風16号来襲前の土・日2日ほどは肌寒いほどに涼しかったのですが、昨日は34度、今日は32度越え。今年の夏はいったいいつ終わるのでしょう。空には秋の気配も漂っているのですがね。
 そして台風で飛ばされたサンダル片方は今だ行方不明です。「怪しいもの出現場所」にも出現しないので、大家さんちの庭を飛び越えて、明日か明後日の方向に飛んでいった模様。いよいよ買いなおしですか。
 台風のせいなのかなんなのか、PCの回線が繋がりにくかったうえ、電話もすごい雑音がBGM状態だったのですが、モジュラージャックからラインを引っこ抜いて、再び突っ込んでみたら、直りました。雑音がすごすぎて仕事の電話も聞き取れない状態だったので、「電話会社に電話しなきゃ。でもできることを試してからにしよう〜」と思って引っこ抜いたので、これで直ってよかったです。


 夜になってどうにも仕事に身が入らず、PC使いながら「山村美沙の小京都シリーズ」をかけてしまいました。舞台が飛騨高山だったのでついつい。一度だけ行ったことがあるのですが、とてもいい街でした。空気がきれいで、街もぶらぶら歩くのにちょうどいい大きさで、ほどよく観光都市の便利さがあって。小京都と言われるほどの風情のある町並みも、朝市のにぎわいも、山里ならではの空気の清涼さもよく覚えています。

 ちらちらTVを見ながら、「ああ、あの通りを歩いたなあ」「ああ、ここからの風景は見覚えがある」「高山祭り会館も行ったなあ」などと懐かしく思い出しました。ストーリー自体は、どうにも救いのない三角関係が生んだ殺人事件の顛末でしたが。探偵役がミステリー作家(名取裕子)とその担当編集(山本陽子)という組み合わせで、それも興味深かったですね。飛騨高山の漆細工「春慶塗り」は、木地師と塗り師の「二者一体の共同芸術」。それと同じく「小説も作家と編集による二者一体の共同芸術」とか宣っていまして、何やらこそばゆい思いをしました(笑)。

 漆のかぶれが事件解決のヒントになっていまして、最近、そういえば漆のことを調べたなあとか思いつつ。そう、漆かぶれは毒性ではなくアレルギー性のものなので、かぶれっぷりにも個人差があるのです。そして一度かぶれた人は、蜂刺されと同じく、二度目はより敏感になっちゃうんですよね。

 TVの中でというのがせせこましい話ですが、ちょっと小旅行した気分になりました。「安いな〜、自分」という気がしなくもないですが(苦笑)。


9.2 6:30<お知らせ>
 「つやつや物語」終了です。2004年3月から6月の「日記」にかけて、10話分プラス、ブレイク3本です。8月中という公約を2日遅刻。よろしければ、読んでやってくださいませ。


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