Dairy for Paranoid

特別編 福井でカニカニ忘年会

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01.11.12 Mon.  まったりふくい                     22:30
 備忘録代わりにちょこっと。日程は11月10日〜11日 福井駅集合→東尋坊→芦原(あわら)温泉[泊]→福井駅→養浩館庭園(旧御泉水屋敷)→福井駅解散でした。

 お二人は愛知県、お一人は茨城県、お一人は和歌山県、で私が兵庫県から福井に集合しました。3名様は私にとって初対面だったのですが、私ったらなんだか浮いてたような、混じってたような…大した気遣いもせず、すすす〜とお会いしてお別れした感じです。いろいろ行き届かなくて、同行の方々には申し訳ございませんでした。
一人旅か私の性分をよ〜く知ってる友人と二人旅がせいぜいなので、総勢5人では間の取り方がちょいとわかりませんでした。ってココに書いても何ですが。

 やはり東尋坊の岩に貼りつくオオサンショウウオと化してしまいました。何とか自分でひっぺがしましたが、「何か」ついてきたかもしれません。写真の現像が楽しみです。
しかし何ですな。あれだけ観光客が多いと、例え刑事に追い詰められても飛び込もうとは思わねぇぜ、東尋坊。しんみりした告白もできねぇ。舞台、間違えてないかい?>「火サス」「土ドラ」
それにしても異様にデジャヴュがあります、この眺め。来たことあったっけか? ドラマではお馴染みですが、それを「来たことがある」と錯覚するほど、私の脳はめでたいんだろうか…そうかも(笑)。

 ひょんなことで福○医科大学付属病院まで往復、車をナビしたりしました。私はマニュアルしか運転できません。旅行関係の取材では、列車とバスでどれくらいかかるか測るので、滅多に車では移動しません。いやはや最低のナビぶりでしたな。よく着けたもんです。それも予定の道をはずれて、すげぇショートカットで(爆笑)。帰りは福井駅の反対側の入り口へご案内してしまいましたとさ。どっとはらい。

 さてお泊まりの旅館は芦原温泉一の老舗だそうで、中庭や坪庭を配して、高級料亭の趣きです。ついでに何だか複雑な造り。浴場に行くのに何度角々で迷ったことか(うぬぬ)。温泉は塩泉なのでちょっと塩辛かったです(飲めるんだよん)。夕食前、夕食後、翌朝と3回入って堪能しました〜。気持ちいい〜♪ 温泉、久しぶりだし〜。
 仲居さんも陽気で親切。「2つ隣の部屋のお客さんは“やんちゃ”だから気をつけてね」なんてご忠告いただいたり。確かに、おばさま、おじさまの集団にまじって、大学生くらいの男の子(笑)の姿をよく見かけました。青年も温泉好きなんだな〜。あんまし似合わないけどさ。
 旅館の近くに「地酒蔵」という酒屋さんがあるのですが、ここは蔵出しの酒を量り売りしてくれます。瓶には、その場でご店主がラベルを墨書きして貼ってくださいます。ラベルを見れば「良い旅を!!」。粋じゃござんせんか。越前焼の猪口で試飲もできます。
そこで「梅酒ワイン」と先の「良い旅を!!」を買って、宿に持ち込みました。「梅酒ワイン」を食前酒にしていたら、仲居さんに見つかりましたが、「いいんよ。気にしない、気にしない」と言ってくれました。持ち込み黙認のお宿は多いですが、それでもこういう風に陽気に言ってもらえると気兼ねなくていいですね。
 酒屋のご店主といい、旅館の仲居さんといい、福井はほんわかした気分にさせてくれる方、多いです。JR芦原温泉駅の駅員さんも「福井行きは○時○分ですよ」と親切に教えてくださいましたしね。

 カニ。今回の旅のメインメニューは「解禁したばかりのカニを食べる」ですが、アレは味わう前に高いハードルがありますな。むかなきゃならないんですよ。カニ一杯ホント丸まる出てくるんだもん。もう少し何かこう工夫が…いや、いいんですが。もうセセるのに必死です、飽きます、疲れます。同行の諸姉も無口です。集中入ってます。
気づけば戦場となった皿の上には、カニのバラバラカラだけシカバネ。そのそばに、ちみちみっとセセり出した身が(笑)。半時間くらい“作業”して、食べるの5分もかからない(泣)。でもさすが本場のカニは美味しい!お造りも美味しい!「鯛まま」も美味しかったよ〜ん。お昼に東尋坊で食べた「刺身定食」も美味でした。瀬戸内の港町生まれで、かなり魚にうるさい私が言うんだから間違いなし!福井は魚! 決まり!

 カニで無口になった後は、N○K『聖徳○子』でまた無口に(笑)。ホントは忘年会ちっくに歓談のはずだったのですが。
でも私には大変ありがたかったのです。この番組の時代考証を担当された門脇禎二先生が、9月に作った「なら歴史キャンペーン第2弾ガイドブック」の監修もしてくださいました。その御縁で『聖徳○子』の時代考証についてのエピソードをちょこちょこお聞きしていたので、絶対に見たかったのです。でも旅行が重なったうえに、家のビデオはタイマー予約ができない状態なので、再放送を待つか、N○Kライブラリーでも行くしかないかと思ってました。
何となく皆さんが『聖徳○子』にチャンネル合わせてくださり、最後まで見てくださったので、内心でよかった〜と喜んでいたのでした。
 その「ならキャンガイドブック」、配置の北限はJR福井駅と聞いていたような気がしたのですが、芦原温泉駅にあってびっくり。何だか嬉しくて記念に取ってきました(どこで取っても中身はいっしょだっちゅうに)。第2刷の方でした。関係者の方、もし読んでおられましたら、確かに北陸線にも置いてありましたよ〜(笑)。

 歴史といえば、2日目に行った養浩館。御泉水屋敷といわれるだけあって、澄んだ泉の傍に江戸時代の邸宅が風情たっぷりに佇んでいます。庭園のあちこちから水が湧き、せせらぎの音も清か。緑にちらほら紅葉した木や一輪二輪開いた山茶花のピンクの花が彩りを添えます。数寄屋造りの書院は連子窓や明障子も開け放たれ、秋の風がほわりと流れていきます。これぞかつて日本がもっていた贅沢。自然を愉しむ優雅な邸宅の畳に座り込んで、すっかり和んだのでした。…師匠のお宅にいいなと思ったのは私だけ?

 秋のぬくい暖色の日ざしに、すわ〜と流れる風。こんなまったりとした旅もいいですね。
 メンバーに学校の先生がいらしたので、自称・雨女4人のパワーも効き目なく、晴天! 運転もしてくださったFさんには大感謝です。幹事のNさんもさまざまな手配お疲れさまでした。Eさんのえぐいお話、もっとお聞きしたかったな。Cさんの気遣いの細やかさには、「ちょっとは見習え、自分」な気分でした。で、単についてって食って寝ただけの雑文堂…いや、楽しかったです(←そりゃそうだろう)。福井駅で順次解散しました。
 「またどこかでお会いしたいな」暮れなずむ琵琶湖を見ながら、ほこほこ思うサンダーバードの車中でした。


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