Dairy for Paranoid

JULY 2005

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05.7.24 Sun.  『不機嫌なメアリー・ポピンズ』   7.25 3:48
 Fさまからお借りして、行き帰りの電車の中などで読んでいます新書サイズの本。『不機嫌なメアリー・ポピンズ イギリス小説と映画から読む「階級」』新井潤美(平凡社/平凡社新書)。父親の仕事の関係で、香港、日本、オランダ、イギリスで教育を受けた著者が、イギリスにおける学校生活のなかで感じた「階級」意識を、イギリス産の映画から読み取っていく。ただ映画を見るだけではわからない、「わかる人にだけわかる」映画の別の意味。
 たいへんに興味深い内容で、微妙な感じで仕事の参考にもさせていただいています。

 この本でいえば、私がオックスフォードで下宿していた家は「ロウアー・ミドル・クラス」に手をかけた「ワーキング・クラス」。ロンドンで下宿していた家は「アッパー・ミドル・クラス」ということになるのでしょう。読む新聞から、話す言葉、家の内装、壁に飾られているものから、こだわるものまで、見事なほどに違っていたのを思い出します。
 この本でいろいろわかることがありそうで、読了が楽しみな1冊です。

05.7.23 Sat.  地震といただきもの         7.25 3:15
 16:35ごろ、震源地を千葉県北西部とする地震が発生。マグニチュード(M)は6.0と推定。 東京都足立区で震度5強、埼玉、千葉、神奈川の3県で震度5弱を観測。世田谷区は震度4。

 このたびの地震につきましてはメールや「掲示板」でご心配をいただきまして、ありがとうございました。
 まだ若干、余震を感じる17:00ごろ、実家に「無事だよ」の電話を入れました。そうしたら、ちょうど弟一家が来ているとのことで、ニュース見てなかったんですって。母に「どうせ、震度3くらいなんでしょ」と言われ、「ちゃうわ。震度4やわ。ついでに電車も止まっとるわ!」と主張してみましたが、阪神・淡路大震災を経験した母には、虚しい抵抗でした。
 親がこのような調子だったので、知り合いのみなさまからのお心づかいが心に沁みました。重ねて、御礼申し上げます。


 最近、晩酌はウメ酒です。たまにビールも飲みますが、徹夜仕事のないときは、オン・ザ・ロックでウメ酒を楽しんでいます。和歌山にお住まいの方からいただいた平成11年、平成13年、平成15年ものの自家製のウメ酒。まったりとふくよかな味わいに、純度の高いウメの香り、そしてしっかり効いたアルコール度合い。「さすが、ウメの本場!」のウメ酒です。文字どおり、メロメロ〜ンv さっぱりした飲み口で、ほどよく酔えるのが幸せですvv

 なんですか、このところいただきものばかりで恐縮しております。同人誌をいただいたり、入手困難な同人誌をお借りしたり、興味のあった作品のビデオをいただいたり、ご本をお借りしたり……。
 遠慮を知りませんから、ご厚意はすべてウエルカムで頂戴してしまいます。あっちこっち、足を向けて寝られません。物心ともどもにあたたかいお心づかいをいただき、ほんとうにありがとうございます。

 いただくご厚意ほどに、私には何ができるかなあと考えるこのごろです。

05.7.22 Fri.  花が咲きます            7.25 2:26
 おもしろいサイトを見つけました。OrganicHTML。デザイン工学専攻のchris sugrueという方のサイトの一部です。

 一応、英語のサイトですが、やり方は簡単。上記のサイトへ行き、ENTERを押して入室。次のページのurlの枠に、任意のURL(サイトアドレス)を入力(コピペ)します。そして枠の右横の三角マークを押すだけ。
 すると、きれいだったり、ナゾだったりする「花」が咲きます。

 私のサイトの場合、いちばんきれいな花が咲いたのは「仕事サイト」のTOPページでした。次は「Diary for Paranoid」のhtml版のURL。blog関係はあんまりきれいな花は咲きません。

 たぶん、html表記のタグを読んでいるのだと思います。使っている色で花の色が決まるようです。更新の新しさで花の長さが決まるようです。

 みなさまも、ご自分のサイトや知り合いのサイトのURLを入力してどんな花が咲くか、ご覧になってはいかがでしょう。

05.7.21 Thu.  AmazonレビュアーVS著者     7.25 1:23  
 ネット通販サイトのamazon.co.jpには、ユーザーが感想を書く欄があります。たとえば、本なら「書評」となるわけですが。
 さて、amazon500レビュアーが書いた書評に、その本の著者がクレームをつけたうえに、ずいぶん大人気ない論戦を張ったという出来事。詳細をお知りになりたい方には、「九尾のネコ鞭」の「Amazonの書評をめぐってバトル発生」(7/15付)や、当事者である書評者の方のblog「Lynceus」の「【まとめ】AMAZONレビューをめぐる著者とのやりとり」(7/18付)、著者の方のblog「nozomu.net」の「amazon書評者nomadicaさんにお詫び」などを読んでいただくとして。

 実は、この著者の方の気持ち、わからないでもない自分がいます。
 いや、相手の方を勝手にプロファイルしたりして、貶めた書き方をした気持ちがわかるということではありませんよ。

 amazonの書評は、その書籍を売りたいと思う者にとって、諸刃の剣になることがあるということです。
 編集者にとって、そしてライターにとっても、自分の携わった本が売れてほしいのは当たり前。ですから、amazonやBK1、セブンアンドワイなどの読者書評はひっじょ〜に気になります。
 高得点をつけていただいたうえに好意的な感想をいただきましたら、ガッツポーズのひとつも出ますし、できることなら、レビュアーさんひとりひとりにお礼を言いたい気持ちになります。

 しかし酷評をいただいた場合、それも自分たちが意図した部分を解していただけず、短絡的(と、思ってしまうのですよ、これが)に「気に入らない」「お金を損した」というふうな評をいただいた場合、「あああああ」と思うわけです。 それはイコール、そのネット書店での売上は期待できたいということに繋がるからです。
 また、書店で買うつもりで、評判を見て決めようと思って、そのネット書店にアクセスした方の購買意欲も下げたかもわかりません。
 こんなことを考えるのも浅ましいと思いつつ、「営業妨害だよなあ」と頭を抱えてしまうことがあります。

 そうです。どんな方にも「よかった!」と思っていただき、よい書評を書いていただける本を出すことがいちばんです。編集者としてそうすべきだと思いますし、ライターとして読みごたえのある文章を書くべきだと思います。
 でも、万人に好まれる本を作るのは難しく、やはり「気に入らない」とおっしゃる方はいらっしゃるわけで。
 そしてシュリンクのために本の中身を見て買えない昨今、読者の忌憚のない書評が購買のひとつの指標になっているのも事実なのです。実際、私がちょっと高価な本を買うときに、ネット書店の読者書評を目安にしているのですから。

 各ネット書店の、自分の関係や知人の関係の書籍の書評ページを祈るような思いで見る自分がいます。
 不評なら、いっそのこと、なにも書かないでおいてもらったほうがよかったと思うことも。
 一方、忌憚のない場だからこそ、いい書評をいただくとほんとうにうれしい自分もいて、なかなかに心揺らされます。

 ちなみに私はネット書店の書評は書きません。一度書くと、歯止めが効かなくなりそうなうえ、しがらみに縛られそうな予感もするので。

05.7.20 Wed.  ついにDVD化!『特捜班CI☆5』  7.25 1:35
 『CI☆5』ファン仲間のJulieさまから、ついに『特捜班CI☆5』がDVD化されるとのご連絡をいただきました! 詳細は『特捜班CI☆5』傑作選DVD-BOXにどうぞ。

 テロリストをはじめ、主に国際的犯罪者をターゲットに超法規的な活動を繰り広げる特別捜査班CI5(Criminal Intelligence 5)。ソ連や共産圏のスパイやテロリスト集団、麻薬組織など、国家の保安のためにあらゆる犯罪に挑むのが任務で、提唱者のジョージ・コーレイ部長のもと、軍の特殊部隊(SAS)、海兵隊、空挺隊、警察などから選ばれた40人の部員から成り立っています。
 そのなかでも、元傭兵で特殊部隊あがりのボーディと警官から抜てきされた常識派のドイルのコンビ、プラス、厳しいけれど部下思いのコーレイ部長のトライアングルを中心に、各話でさまざまな事件が展開されます。

 事件の精密な背景や組み立て、事件ごとに選ばれる武器のリアリティ、厳しく重いアクションなど、すべてがリアルでハード。『特捜班CI☆5』なみに、その犯罪の綿密さと、国家犯罪における考えられた背景と、それを見破り追いつめていく過程のインテリジェンスに感嘆した作品はありません。人もきちんと死にますし、きれいごとばかりでは終わりません。主人公のヒーロー性で魅せる作品ではないのです。

 そのドラマ的な孤高さこそ、士郎正宗の『攻殻機動隊』のモデルにもなった所以でしょう(アラマキ、バトー、トグサの関係は、コーレイ、ボーディ、ドイルを彷佛させます)。

 ちなみに、私はドイルファンで〜すv レイくん(レイモンド・ドイル)、だ〜い好きっ!! 警官時代に培った下町のワルや娼婦とのおつき合いで、裏街道のセオリーを熟知しており、そのあたりからの情報収集は超一級。やはり警官時代に相棒を亡くしたことが傷になっている。常識派で理想家、しかし事件解決に向けては、片足を棺桶に突っ込みながらも事件解決のヒントを相棒に伝えるくらいの執念を見せる。引っ越し魔で、住居は住み心地よくまとめられている。メカ好き。日本語吹き替えの声は野島昭生で、すっごく合ってると思いますv
 相棒のボーディは、ドイルにとってCI5の先輩(ですよね。番号も若いし)。傭兵だの、特殊部隊だのにいたおかげで、殺人術に長け、冷徹になるときには本当に冷徹になれるプロフェッシナル。部屋は散らかっているけど、殺伐としてます。でも女性と相棒に激弱い(笑)。ついでに部長にも弱い。武器をもたせると、番組中でいちばんサマになる人。日本語吹き替えの声は若本規夫で、もう腰にクるクるv
 コーレイ部長は普段は厳しいけれど、英国人らしい会話のセンスと部下思いの一面をもっている味のある人。声は森山周一郎で、これまた渋い!
 もう、ありえないほどにピッタリはまった配役で、ピッタリはまった日本語版の声です(地声もいいですけどね)。

 ドイル役のマーティン・ショウは、『紅はこべ』のショーブラン役でも大活躍(ほんとに、大活躍。原作のショーブランなんて、彼方にぶっちぎるくらい(笑))。大好きな『特捜班CI☆5』の、大好きなドイル役の俳優さんが、大好きな『紅はこべ』に出るなんて!と、ものすごく感激でしたのでした。

 『特捜班CI☆5』の魅力はもう語り尽くせないほどあります。このたび、TV放映分ではカットされたシーンも網羅した全長版で、未放映のものも含めた傑作選がDVD化ということで、これは絶対買い!
 未見の方には、入門としてちょうどいいかも。
 私としては、この際、全話DVD化もお願いしたいところですけどね。

05.7.19 Tue.  善意のコピペ           7.25 0:28
 18日の「日記」には「チェーンメールに見えるけど、違うんじゃない?」の例で「ミュージックバトン」を挙げましたが、今日は善意のはずが、「チェーンメール」になっちゃった例をひとつ。
 私があるSNSに入っているのはご存じのとおり(入る前は、ソーシャルネットワーキングサービスって、ネットで仕事の紹介をするサービスのことだと信じて怪んでいたとは秘密の内緒)。
 そのSNSで、「ある病気で苦しんでいる人がいて、その病気に関する情報を求めています。みなさんの『日記』にこのことを書いてください。どこで医療関係者が見ていないともかぎりませんから」という主旨の文章が、あるコミュニティから発せられたのでした。

 ちなみに、コミュニティとは、SNS内で共通のテーマ(「○○小学校の同窓生」とか、「東京のパブ知ってます」とか、「狼が好きv」とか)で、会員が集まってるサークルみたいなもの。掲示板があって、みんな、そのテーマにそった書き込みをし、活発なコミュニティではオフ会も行われているもよう。
 SNSに入ると、個人ページがひとつ与えられ、そこで「日記」を書くことができます(私みたいに、とりあえずページを持っていても、開店休業の人もいます。だって、ある方の「日記」が読みたいがためだけに入ったんだもん。ちなみにコミュニティ情報は重宝してますv)。

 で、善意の会員さんたちが、それぞれの「日記」にその文章をコピペしていったわけです。
 すると、なにが起こったか。
 まず、それを見た人がさまざまな医療機関に問い合わせ、そこから得た情報をコミュニティに書き込みました。さまざまな民間療法の情報が寄せられました。会員の「日記」にコピペされるうちに、コピペ内容が微妙に変わっていき、ついには病人の方の名前が有名人の名前になったり、求めている内容が変わったりし、情報の出所元(コミュニティのURL)がないまま、コピペ文章だけが回りました(情報を求めているのに、書き込む先が、あるいは真偽を照会する先がないのでは意味なし)。募金をつのる話や折り鶴を折る話が出ました。励ましもあれば、悪意あるものまで、いろいろな書き込みがコミュニティに寄せられました。情報が集まりすぎて、真偽の判断や取捨選択に困るほどになりました。

 慌てて、コミュニティの主催者の方が「情報は十分に集まりました。もうコピペはやめてください」と書かれたら、それがまた会員の「日記」にコピペされ、広まっているようす。

 つまり、これが「コピペ日記」すなわち「チェーンメール」ならぬ「チェーンblog/サイト」の怖さです。情報の本質が、伝言ゲームのように変わってしまうこと。訂正したくとも、あるいはコピペのまん延を止めたくても、もはや誰の手にも負えなくなってしまうこと。情報がひとり歩きして、思いもよらないビジネスや行動を呼び寄せてしまうこと。

 「情報がほしい」と思われた主催者の方の気持ちも、「なんとか協力したい」と考えた会員たちの気持ちもわかるだけに、「チェーンblog/サイト」の弊害はわりと身近に口を開けているぞと思った事件でした。
 「チェーンメール」もそうですが、ネット世界では本当に、どこにどんな穴があるかわかりません。注意と自己責任での判断は常に必要ですね。

05.7.18 Mon. 「ミュージックバトン」をちょっと考察  7.23 23:34
 私も受け取って、楽しく回答させていただいた「ミュージックバトン」ですが、なにやらネット界のあちらこちらでイロイロ物議をかもしているようですね。早い話が「これはチェーンメールではないか」という疑いから、やめるべきだという議論になっているようですが。
 チェーンメール? そうですか?

 チェーンメールがなぜいけないのかを考えてみます。
 まず「○人にこのメールを送らないと、あなたは不幸になります」という「不幸のメール」。これははっきりいって迷惑です。送らなかったからといって、不幸になるわけはない、と常識的に考えても、どこかでイヤなしこりが残るのは事実。自分で「不幸/幸福のメール」を止めた場合にはイヤなしこりが残り、指示どおり複数人に送ったら、こんどは送られた相手との間にイヤな感情の関係が勃発するでしょう。「不幸のメール」をもらった人は、やはり送るか/送らないかの選択を迫られ、送ってきた相手に大なり小なり「迷惑だ」という感情を抱くでしょう。
 これは「幸福のメール」「合格のメール」でも同じことがいえます。「送ったら幸福になる(では送らなかったら?)」「送ったら合格する(では送らなかったら?」。「不幸のメール」も含めて、これでは「送れ。さもないと」と脅迫されているのと同じ。

 こういうメールは、私はことごとくメーラーから削除して忘れます。

 次に情報メール。芸能界のニュースや災害のニュースをメールにして、「このメールをできるだけ多くの人に送ってください」というもの。往々にして偽情報が多いうえに、情報出所が明らかになっていません。これを受け取った人が知り合いにいっせいに送ったとしたら、トラフィックがパンクして、他のユーザーに迷惑がかかるかもしれません。それに、もし送った情報が誤報であったとわかっても、それを修正するすべがありません。またチェーンメールをいっせいに送ることになり、トラフィックに負担をかけるだけです。
 そして、またその情報メールが自分に戻ってくるかもしれません。
 情報出所もあやしい情報といえない情報を、訂正するすべも、経過による変化を追送するすべもないまま、万人に伝えてしまう危険と、トラフィックに負担をかける迷惑。

 こういうメールは、どんなに重要性が書かれていたとしても、「メール」という時点で情報ではありません。これも削除対象です。

 ビジネスメールもありますね。「こんなお得なビジネスを、もっとたくさんの方に知ってもらいたい」とかなんとか。サイトのアドレスや、著作物の案内などが書いてあったりします。
 メールで送ってくることこそ、怪しい商売以外の何ものでもないでしょう。そんなに儲かるなら、他人に教えてないで、自分がさっさと金持ちになり、長者番付に入るくらい税金を納めてくださったほうが、なんぼか私のためになります(笑)。

 別に、商法を犯してまでその商売に私が加担しなければならない謂れはないので、削除。

 まあ、こんな感じで「チェーンメールがいけない」とされている理由があるわけです(まだまだあるのでしょうが、とりあえず私が受け取ったことのあるチェーンメールのみ)。


 じゃあ、「ミュージックバトン」は「チェーンメール」なのか。私にはそうは思えないんですけどね。
 別に「これに答えなきゃ、不幸/幸福になる」と脅されているわけではないし、それが掲載されたサイトやblogから、コピペなり、打ち直して自分のサイトやblogに上げるものなので、トラフィック的な負担もない。「ミュージックバトン」を受け取ってなければ、その日の「日記」は別の事柄について書いたでしょう。別に「ミュージックバトン」のためにわざわざblogを作った方もいないでしょうし。他人に間違った情報を伝えるようなものでもなければ、人伝てに伝わるうちに(伝言ゲームのように)内容に変化が出てしまうようなものでもない。
 なにかのビジネスに利用されるのかもしれませんが、利用されたからってどうってほどの情報でもなし(だいたい、こんな千差万別の回答が出るもの、誰が利用するんだろう)。

 というような判断で、私は「ミュージックバトン」をチェーンメールと判断しませんでした。
 引っかかるのは、最後の「5人の人に」という部分なのでしょう。知人のサイトやblogで名指しされて、「書かなきゃ」と負担に思う方もいるかもしれませんね。
 でも、ほとんどのblogやサイトでは、「忙しかったらスルーも可」とか、「無視してもかまいません」とか、相手への配慮の言葉が書き添えてありました。そういう馴れ合いがいや、という方もいらっしゃるのでしょうが、そういう馴れ合いこそネットの醍醐味と思う方もいらっしゃるということで、書くか/書かないかは個人の判断で決めればいいことだと思うのです。
 私なんかは、「○○さんに尋ねる100の質問(100質)」と同じように、答えたい人は答えればいいし、答えたくない人は無視すればいい、自由選択のあるものだと思いましたけどね。

 「ミュージックバトン」のようなものを回していれば、他人に何かを広めるのは罪ではないと過った認識ができて、今度「チェーンメール」が回ってきたときに、平気で回す土壌ができてしまうと憂えておられる方もいらっしゃいました。
 「ミュージックバトン」や「ゲームバトン」がなくても、「チェーンメール」を流す人は流すし、止める人は止めるでしょう。むしろ、しょうもない「情報」をわざわざ自分のblogやサイトにコピペして、UPする人がどれくらいいるか。かえってメールよりも、それは「チェーンメール(というか、チェーンblog?)」だと指摘する人が多く出て、早く止まるんじゃないかしら(今回の「ミュージックバトン」について、論争が起こったように)。

 というわけで、なんでもかんでも「いけないこと」と決める前に、自分の判断というものを持ったほうがいいんじゃないのと、ちらと思ったので書いてみました。もちろん、考慮のうえで「これはチェーンメールだ」と判断されたなら、それはいいのです。
 ただ、考慮のうえでそう判断しない人間もいることをちょっと主張。

05.7.17 Sun.  シルクロードの夢        7.23 22:54
 1980年に放送された『NHK特集 シルクロード 流砂の道・西域南道2000キロ』が「特選アーカイブス」で再放送されました。仕事でオンタイムでは観られないので、DVDに録画しました。

 私にとっての「シルクロード」のはじまりは、NHKで1979〜80年に放映されたアニメ『マルコ・ポーロの冒険』(全43話)です。マルコ・ポーロの著作・『東方見聞録』を基に、実写とアニメを融合させ、不思議な効果が施された画像がエキゾチックに美しく、完成度の高い作品でした。いつも旅にあり、家を顧みない父に反発心を抱いていた少年マルコが、父ニコロと叔父マテオとともにシルクロードの旅に出る物語。毎週、わくわくしながら、テレビにかじりついて見ていました。
 アニメ部分の制作はマッドハウス。キャラクターデザインは杉野昭夫。音楽は小椋佳が担当。LPを持ってます。ほとんどの楽曲、歌えます(笑)。ロマンアルバムも持ってま〜す!(今でも実家にある……はず)
 NHK製作のアニメーション作品第1弾『キャプテンフューチャー』(1978年放映)とともに、全話DVD BOXが出たら絶対買う作品なんですけど。『マルコ・ポーロの冒険』はNHKにもフィルムが残っていないんだとか。どうして見たいものほど見られないのか、個人的にナゾ。

 アニメにはまって、学校の図書館で『東方見聞録』も読みました。そのあと、神坂智子の「シルクロード幻想」シリーズにはまって、作品を追っかけました。諏訪緑の『玄奘西域記』で、一度沈静化していたシルクロードへの夢を呼び覚まされ、平山郁夫の「大唐西域壁画」でなにかもう、実際に行かなくても、その歴史と風景を夢見るだけで満足できる地に昇華してしまった感があります。
 実際に行ったら、きっと感動するでしょうけれど。でも私が見たり読んだりして感動した人々や国々は、歴史の彼方、砂の下。

 それでも、昔、中国旅行で立ち寄った西安で、黄色い砂が吹き込む西門や大雁塔を見て、「ここがシルクロードの終点か」(マルコ・ポーロ視点)としみじみしたので、いつかは行くこともあるかもしれません。
 行くなら体力のあるうちに、なんですが、すでに遅いような(苦笑)。

05.7.16 Sat.  LOHASって何だ!?           23:58
 最近、よく聞く言葉にLOHAS(ローハス、ロハス)があります。もののサイトによると、「Lifestyles of Health and Sustainability の頭文字をとった略語で、健康と地球環境意識の高いライフスタイルを指している」とのこと。
 それは、たとえばエコカーに乗るとか、有機栽培野菜を食べるとか、電気や水などを節約するとか、リサイクルできるものはちゃんとリサイクルするとか、ゴミの分別に気をつけるということなのかしら。
 ……なんだかちょっと違う感じ?

 テーマはすごくいいことだと思います。人間は地球環境のことを、もっと真剣に考えるべきだと思います。同時に、もっと自分や家族の身体や生活についても考えるべきだと思います。
 一時期、スローライフやスローフードなどという言葉が流行りましたが、次に出てきたのがLOHASという気がします。

 でもなんとなく「商業コンセプト」になっている気がしないでもないんですよね。なにかを売るために、「こういう生活コンセプトはどうですか」と言われているような気がしてならないのです。お金や時間がある人、自分の生活スタイルを追求できる人だけに許された「特権」に思えるんです。それはスローライフ、スローフードにも感じたのですが。
 そうではなく、もっと一般に浸透させなければならない「思想」なのではないか。商業的な部分を取り払って、もっと身近な言葉として浸透できないものかと、ふと考えてしまいました。


 そんな今日は、久しぶりに湿気がましで、突然ににわか雨が降ったりしない日になりそうだったので、ふとん干しとシーツの洗濯に燃えてみました。30度越えの日々のなか、早く冬布団を干して片づけたかったんですよね。
 シーツ2枚、ベッドパッド1枚、ついでにトイレの便座カバーも洗濯。掛け布団と、マットを干しました。今は、掛け布団を押し入れにしまい、毛布はクリーニング行きの袋の中。ベッドには洗いたてのパッド、シーツにゴザを装備。上掛けシーツの上に夏毛布を敷いて、これで夏の準備は完了です。
 ゴザの青々しい香りは、夏の涼を感じさせます。できるだけ冷房をかけず、ゴザの香りに涼を感じる。これもLOHASかな? 違う?

05.7.15 Fri.  「白い動物たち」          7.16 6.39
 「白い恋人たち」ではなくてよ。

 ネットサーフをしていて、こんなかわいげなものの写真を見つけてしまいましたv突然変異で生まれたアルビノの動物たちを集めたページです。「ホワイトシリーズ紹介」は、東北サファリパークのサイトのワンコーナーです(この東北サファリパークのTOPページ、画像のリンク切れがつらい。かわいい動物見たいのに、見たいのに〜)。

 ホワイトキツネがかわいいv ホワイトオオカミの仔どもたちも絶対チェック!です。そして「ほんとにいたんだ!!」の白いワニも。

 ちょっと見に行きたくなっている自分がいます。ワオキツネザルとエリマキキツネザルとリスザルに近寄って、エサもあげられるんだよv
 レッサーパンダ人気で慌てて作ったような「レッサーパンダ」のページなんて、「後ほど」だらけで、「動きはそんなに速いわけではないのですが、常に動いてるので写真を撮るのが難しかったです。」なんて書いてあるんだ。なんだかフレンドリーなスタッフさんな感じがするじゃないですか。

 仕事さえなかったら、今週末にもレッツゴーするんだが。
 あ〜毛玉モノを撫でくりまわしたい(動物にはいい迷惑)。

05.7.14 Thu.  スーパーマーケット       7.16 22:50
 舞台がスーパーマーケットで、キャラクターたちがそれぞれ店長だったり、副店長だったり、チーフだったり、レジ係だったり、バイトだったりという同人誌を読んで以来、スーパーが気になります。
 その同人誌を書かれている方が、実際にスーパーで働いていらした経験者で、だからデイリーやグロッサリーや鮮魚、精肉、衣料、雑貨、レジなどの各部署の仕事内容やスタッフの動きが実にリアルなんです。
 その舞台になっているスーパーがなんとなく最寄りのスーパーに思えてきて、買い物に行くたびにニヤニヤしながら陳列ケースの間を歩いたりしています。
 ……怪しい客以外の何者でもありません。

 生鮮食料品は、その部門のスタッフが朝早くから来て品出ししてはるんやろなとか。消費期限の順番もいちいち確認して並べ替えてはるんやろなとか。閉店間際に行くことが多いので、だいたいどのタイミングで値引きシールが貼られてんねんなとか。値引き状態での売上はどれくらい見込んではるんだろうとか。
 特にエクレアやシュークリームの値下げ日に当たるとニマニマしてしまいます(同人誌のなかに、シュークリームの定価と値引きと売れ行きの関係について、語られるところがあるのです。それも稀代の甘味大王が……)。
 あと、生鮮市やお歳暮フェアの特設も、いろいろレイアウトや品揃えを考えてやってはるんやなあとか。

 自宅の最寄りのスーパーはちょっと高めの値段設定。事務所のある下北沢のスーパーのほうが価格帯が安いので、仕事帰りにはそちらのスーパーに寄ります。ただ問題は、自宅最寄りのスーパーは翌日に消費期限の来るものは潔く半額に落ちるのに比べて、下北沢のスーパーは翌日消費期限でも定価のままか、10〜20%OFFくらいなんですよね。だからインスタントラーメンやコーヒー、調味料は下北沢のスーパーで、生鮮食料品は自宅最寄りのスーパーでという買い物になったりします。

 1円でも安く!というわりに、衝動買い(主に本やコミックス)やしょうもないものにお金を使うので、「その苦労は、何の足しに!?」と思うのです。でもセコくセコく「1円でも得をする」と考えるのが楽しいので、私の中ではどうやら買い物はゲーム(決まった金額で、どれだけたくさんのものが買えるか)になっているようです。

05.7.13 Wed.  メープルラテと饒舌と      7.16 23:29
 18:00からの打ち合わせに、17:20に着いてしまったので、近くのエクセルシオールカフェに入りました。こういうエスプレッソカフェに入ったときは、だいたい「本日のコーヒー」とか「ブレンド」とかを注文します。でも今日は無性に甘いものがほしくなって、ホットの「メープルラテ」を初めてオーダーしました。

 泡立てたカフェラテに、上からメープルシロップをかけただけのように見えるのですが、なかなかどうして香りが香ばしくて、まさに鼻腔をくすぐる感じ。口をつけるとたいへんに甘い。でもメープルシロップとハニーシロップの甘さは、砂糖の甘さとは違ってとてもやさしい感じです。
 香ばしい香りと、舌にやわらかく感じる甘さと、ヨーロッパスタイルのコーヒーのコクが相まって、すっかり和んでしまいました。
う〜む、エスプレッソカフェ、あなどれませんね。


 最近、テレビで『姑獲鳥(うぶめ)の夏』の映画のCMをよく見ます。いわずと知れた京極夏彦の「京極堂シリーズ」第1作。実のところ、このシリーズのなかでいちばん『姑獲鳥の夏』が映像化しにくいと思っていましたので、あの「憑物落とし」のシーンなど、どう描かれるのか興味津々なのです。

 閑話休題。テレビのコマーシャルで「饒舌(じょうぜつ)ミステリー」と聞き、なんて秀逸なキャッチコピーなんだろうと思いました。小説からの情報量は並々ならぬ大容量で、たいへんに読みごたえ満点。小説自体が饒舌なら、京極堂こと中禅寺秋彦もよくしゃべる印象があったので、「饒舌ミステリーか。やられた感じだ。うまい!」と心底感心したのです。

 ……「超絶(ちょうぜつ)ミステリー」でした。よくよく聞いてましたらね、「じょうぜつ」ではなく、「ちょうぜつ」だったもよう。
 ふふ。うっかり「空耳アワー」で、感心してしまった自分が情けない。

 『姑獲鳥の夏』は7月16日からロードショー。中禅寺秋彦は堤真一、関口巽は永瀬正敏、榎木津礼二郎は阿部寛、木場修太郎は宮迫博之が演じるらしいです(エノさん=阿部寛か。うむむむ。あの薔薇十字探偵のエキセントリックさがどう演じられるのか。でも『姑獲鳥の夏』は、エノさん、あんまり出てきてなかったっけ?)。監督は実相寺昭雄ということで、いろんな意味で怪しい映画になりそう(笑)。
 時間があれば見に行きたいところだけど、とりあえず来週はダメだな。

05.7.12 Tue.  ミュージックバトン        7.13 5:34
 JOKERS VOICEの仲河。さまからいただいてしまったので、回答をば。

1.Total volume of music files on my computer
  (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
  0
  PCで音楽は聴きません。もっぱら市販CDをコンポで聴いてます。
  コンポはDENONのLAPISIA D-MA3-s(誰も聞いてない)。

2.Song playing right now (今聞いている曲)
 「WOLF'S RAIN」菅野よう子
  原稿中は無音ですが、ときどき音がほしくなります。
  そういうときの1枚(修羅場明けで、コンポに入れっぱなし)。

3.The last CD I bought (最後に買ったCD)
 「PORNO GRAFFITTI BEST RED'S」
 「PORNO GRAFFITTI BEST BLUE'S」
  最後っていつだ!?って感じですが。

4.Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me
 (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
 私の場合、曲というよりCDとしてのオープントゥエンドに惹かれるので、
 CDのご紹介。ついでに、5枚じゃないし。
 ●「WOLF'S RAIN」菅野よう子
  どうしようもなく、パリを思い出すので。

 ●「Message en Rouge ルージュの伝言」キャロル・セラ
  荒井由実のヒットナンバーをフランス語で。
  あの日にかえりたい/やさしさに包まれたなら/海を見ていた午後/
  卒業写真など全10曲

 ●「BIZARRE FRUIT II」M PEOPLE
  英国で仕入れた1枚。車のコマーシャル(たしかプジョー)に流れていた
  「Search for the Hero」にハマッて購入。
  ノーマルアルバムとライブ版が2枚1組になったお得版。
  ライブ版のほうが好きv 「You Know this one ?」

 ●「SISTER ACT」SOUNDTRACK
  言わずと知れた映画『天使にラブソングを』の輸入版サントラ。
  落ち込んだときに聞くとイイのですv

 ●「リピートパフォーマンス II」おおたか静流
  「花」のおおたか静流の張りのある声で、硬軟とりまぜた楽曲を。
  月がとっても青いから/蘇州夜曲/安里屋ユンタ/戦争は知らない/
  あんまりあなたが好きなので(曲はオクラホマ・ミキサー)/何日君再来など
  全10曲

 ●「Heart Side」emiko shiratori collection
  白鳥英美子の透き通った声に酔う1枚。
  HEARTLAND/LOVE IN OUR LIVES/BLUE DANUBE/
  AMAZING GRACEなど全11曲。
  10ン年前につきあってた人からもらったCD。そんなこともあったの。
  
 ●「アクエリアンエイジ Sign for Evolution」SOUNDTRACK 梶原由記
  エキゾチックなメロディラインがメディテーションの波を運んでくる。
  アジアンサウンドは根っこにクルよね、な1枚。

 5.Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
  ネット世界に友だちいないので(笑)、次のバトンが渡せません。
  ここをご覧になった方で「受けとってやろう」と思われた方に委ねます。
  自分のプロフィール公開代わりに、この質問はわりと答えやすいのでは。
  「利用する」くらいの気軽さでいいんじゃないでしょうかね。

05.7.11 Mon.  映画 字幕の功罪        7.12 23:36
 1月に「これだけは観ておかないと」と、『オペラ座の怪人』を観に行きました。ミュージカル自体は、劇団四季版を1回、ロンドンオリジナルキャスト版を3回観ていますから、ストーリーも楽曲もほとんど頭に入っています。ですから、初見のワクワク感はなくて、好きなミュージカルが映像化されてどうなったんだろう、くらいの興味で行ったんです。

 オークションシーンからオーヴァチュアに合わせてオペラ座が往年の輝きを取り戻していくシーンは、ゾクゾクしました。ここだけは、大画面で観たかいがあったなあと思いました。映像だからこそできる効果ですね。

 ところが、それからがねえ。どうもなんか「違う」感が拭えなくて困ってしまいました。ミュージカルで培っていた私のキャラクター像がことごとく歪んでいくのです。
 不遇を知らない貴族のラウル、でも愛する人のためなら命も張るし、頭も使う。
 ……映画ではただのヘタレでした。
 オペラ座の地下深くに潜む、ディレッタントな天才。顔へのコンプレックスから誰にも愛されないと絶望する心と、自分の才能への自負心が微妙なバランスを保つ殺人鬼。
 ……ただの伊達男でした。
 オペラ座の踊り子たちを厳しく監督するジリ夫人。でも怪人の才能を認め、オーナー側と怪人の間をなんとか取りもとうとしている苦労人。
 ……怪人を助けたり、ラウルに追い詰めさせたり、その場その場で方針が変わる考えなしの人でした。
 極めつけが、幼なじみのラウルに初恋の気持ちを呼び覚まされたクリスティーヌ。けれども、ファントムはそれが気に入らない。「音楽の天使」ファントムは自分が目指す音楽の先であり、父でもある。そのファントムに愛想をつかされたくない。でも恋は抑えられない。恋と、自分の夢に見捨てられる恐怖に怯える少女。
 ……映画では、ふたりの男の間でただただ心が揺れる優柔不断で後先考えない電波娘でした。

 なぜだ!? なぜ映画はこんなに気持ちの悪いものになっちゃったんだ!と、もうガックリして帰ったわけです。ぐぐっとくるはずの「All I Ask of You」「The Point of No-return」も、最後に怪人がつぶやく「Masquerade」もしらじらしい〜って感じで。ミュージカルの映画化作品で、これは最悪やと思いました。

 5月16日、ニューヨーク旅行からの帰国便の機内上映のひとつが『オペラ座の怪人』でした。どうせうつらうつらしながら見るんだし、楽曲自体はどの曲も好きなので、チャンネルを合わせました(ひとりひとりの座席にモニターがあって、チャンネルで観たいものが選べるタイプ)。ところが、『オペラ座の怪人』だけ、音声オンリーで映像が出なかったんですよ。日本に着くまで4回ルーティンするなかの3回まで映像が映らず、そのうち2回は途中で音声も切れるという体たらく。オーヴァチュアのシーンと、マスカレードのシーン(だけ)が観たかった私は大いにガックリ来たのですが。
 子守唄代わりにイヤホンで音声だけ聞いていたら、なんだか映画の印象が違うんです。どのキャラクターもすごくミュージカルのイメージに近いやんと、驚愕。「えええええ、なんでえ!?」という感じでした。
 4回目にして、ようやく映った映像。字幕入りのそれを眺めていても、やはり違和感がない。映画館で観たとき、超絶違和感ありまくりだった墓場のシーンさえ、なぜクリスティーヌがラウルを出し抜いても墓地へ行きたかったのかとか、父親の姿を借りて、クリスティーヌの罪悪感や父への思慕に訴えてでも彼女の心を取り戻したかった怪人の心とかがすごく素直に伝わってきたんですね。

 そこで、やっと気づきました。字幕のせいだと。英語を素で聞くと、キャラクターはミュージカルイメージそのまま。機内上映の字幕(映画館上映版とは別の字幕翻訳者)もやはりミュージカルのイメージそのままです。となれば、映画館上映の劇場版の字幕がおかしかったとしか思えない。英語だけ聞くつもりでも、字幕って画面にあるので、当然目に入るんですよね。そのうえ、別に「英語だけ聞くぞ!」と気負って観ていたわけではないので、字幕を追ってましたし。あああああ。

 これ、舞台をご存じない方が、劇場版だけご覧になったら、どんな印象を持たれただろうと思います。なんだかコンプレックスだらけの人たちの、即物的な恋の駆け引き? いびつで強引な三角関係?

 実際は、少女の、純粋な恋と実現させたい夢や父親への思慕で揺れる、思春期の揺れる心を描いた、わりと精神性の高い作品だと思うんですけどね。それぞれの心を象徴するのが、ラウルであり、怪人なのね。

 字幕次第で、作品の印象がガラリと変わる絶妙な例ですねえ。DVDでも同じ方の字幕なんだろうか……。もしそうなら、字幕なしで、英語オンリーで聞くな。買う予定ないけど(笑)。
 (劇場版の怪人はミスキャスト感があるんです。伊達男すぎて、「こいつのどこにコンプレックスが!?」と思っちゃう。声はすばらしいんだけどね)。

05.7.10 Sun.  ただ今、戦闘中             14:45
 基本的に、個人のblogは何を書こうが、何をテーマにしようがかまわないと思います。でもね、他人のblogに迷惑をかけるのだけはほんとに勘弁してもらいたいと思います。

 私のfc2webのblog。
 2日に1度はコメントの書き込みがあるのですが、添えられたURLをクリックすると、現われるのは、ご自分の脱ぎ写真をたっくさん掲載していらっしゃるblog。ちなみに女性ですよ。まあ、ご本人は自分の身体が美しいと思って、わざわざ撮影してはアップロードなさっているのでしょうが。
 女性の下半身露出写真を見ても、私は引くだけだなあ。

 プロのカメラマンが、プロのモデルを撮った写真は、かなり男性向けにエロティックでも「きれいだなv」と思います。
 私も一度だけ、頼まれて、脚モデルとしてプロのカメラマンに撮っていただいたことがあります。一式、見本にいただいた写真は、座ったときのスカートのしわとか、腰から落ちるスカートの流れとか、すごくきれいでした。モノクロ写真だったので、よけいにそのあたりが強調されていて、布の作る表情に改めて感心しました。ついでに脚もね。きれいに光が回っていて、自分の脚とは思えないくらい美しかったです(笑)。
 被写体は、撮影の仕方でほんとうに印象が変わります。「写真」がアートのひとつとして数えられる所以ですね。

 私が見たblogの写真はね、自分で携帯で撮ったり、友人に撮ってもらったりしているから、ほんとにファミリースナップなんですよ。そもそも、きれいな脱ぎ方をわかっていらっしゃらない方が下着やスカートをはだけても、「乱れてる」んじゃなくて、「乱してる」以外、何ものでもないしね。安っぽくて、情けない。ほんとに。
 またご丁寧に、写真の上下に「出会い系サイト」へのリンクが張られているんですよ。

 まあでも、ご自分で楽しんでいらっしゃるぶんにはぜ〜んぜんかまいません。好きになさればいいのです。
 ただ、そんなサイトを私のblogから誘導してくれるな、ってことですね。「18歳以下の方に見せたくない」というのは間違いなく本音ですが、私も見たくなければ、blogを覗いてくださっている私の知り合いにも見せたくない。

 ということで、IPやハンドルネームを書き込み禁止に設定しているのですが、IPを変え、ハンドルネームを変えて、書き込みをなさいます。すでに「警告」を入れているので、見つけ次第、削除、削除。
 「コメント」欄をはずしてしまえばいいことなのですが、そういう人のせいで、自分のblogに制限かけるのもアホらしい気がするのね。今は「お、また違うIPで来やがったな」「今度のハンドルネームはローマ字小文字かよ」なんておもしろがっているので、しばらくは戦うかな(笑)。

 しかし何が楽しくて、消されても消されても書き込んでくるのか、ナゾ。管理人が男性じゃないことぐらい、わかるでしょうに(読んでないんだね、そもそも)。
 世の中にはおもしろい人がいる、ほんとに。

05.7.9 Sat.  冷静な人たち           7.15 23:58
 そういえば、被害にあったロンドナーたちは冷静だったと報道がありましたが、ひとつはロンドン市民はこういう事態に慣れているということがあるかもしれません。長い長いIRA(Irish Republican Armyアイルランド共和国軍)との戦いの中、ターゲットにされてきた都市です。

 私がいたころ(1994〜1996年)も、オックスフォード・ストリートが「爆弾が仕掛けられたおそれあり」で封鎖されたり、レスター・スクエアの電話ボックスを機動隊が囲んだりして、ものものしい雰囲気でした。特に、私がたまに使っていたキングスクロス・セント・パンクラス駅からカレドニアン・ロード駅を通るバス路線は、2階建てバスが自爆テロに遭い、そのあとしばらく大荷物を持ち込む人は不審の目で見られることもありました。

 あとは国民性とでも言うのでしょうか。英国人がなりふりかまわず、天を仰ぎ、地に額をつけて取り乱すというシーンを見たことがありません。「常に冷静であること」を信条にしているかのごとく、多少のことが起きても平静です。隣近所のことで腹を立てたり、「Oh! God.」を口癖のようにつぶやきますが、でも怒りでののしったり、半狂乱になったところはほんと見たことがないです。
 そういう英国人たちが、サッカーに関してだけは半狂乱になるのが、おもしろいですね。大騒ぎする彼らを見たければ、サッカーシーズンの競技場かパブへ行くとよろしい。
 なぜ、英国人(特に男たち)はサッカーにこんなに夢中になれるのか。日本人にも、そして英国人の奥さん方にも永遠のナゾのようです。

05.7.8 Fri.  Deep Sympathy for London   7.15 23:05
 7月6日、2012年のオリンピック開催地としてロンドンが選ばれました。狂喜乱舞のロンドナーたち!
 今回のオリンピック候補値はモスクワ、ニューヨーク、マドリッド、パリ、ロンドンと欧州大陸の大都市ばかり。オリンピック誘致ビデオもニューヨークはスティーヴン・スピルバーグ監督、パリはリュック・ベッソン監督を起用したりして、力が入っていました。でも、誘致ビデオを見るかぎり、ロンドンがいちばん好感度高かったのは事実。ヴィジュアルメッセージって大切だなと思いました。

 おりしも、スコットランドのグレンイーグルズでは主要国首脳会議(G8)も開幕し、英国は二重三重のお祭り気分に浸っているように思いました。

 ロンドンの中心部で7月7日8:50(日本時間16:50)ごろ、同時多発爆破テロ勃発。ロンドン警視庁は8日未明までに37人が死亡、重傷者45人を含む700人が負傷と発表しました。死者の内訳はリバプール・ストリート駅近くの列車で7人、ラッセル・スクエア-キングズクロス駅間の列車で21人、エッジウエアロード駅の列車で7人、タビストック・スクエアのバスで2人です。そのとき、英タイムズ紙は死者数を「少なくとも52人」と報じていました。
 7月15日現在の死亡者数は54人、負傷者は700人以上です。


 オックスフォードの英語学校で英語を勉強していた私は、たまたま日本で「こういう本があるよ」と教えてもらったガイドブックの奥付にあった日系出版社に手紙を出しました。その手紙に返事が来て、面接を受けて、学期が開ける前にその出版社に就職が決まりました。学校とホームステイ先に契約を途中でキャンセルする旨を話し、英国でオックスフォードの英語学校とホームステイ先を紹介してくれたエージェントに連絡して、先払いしていた学費・ホームステイ費用を返還してもらいました。
 困ったのはロンドンでの住まいです。しばらくは安いB&Bでも借りて、下宿かルームシェアを探そうと思いました。

 英語学校で私のクラスの担任だったカトリオナ先生は、ご主人がカメラマンで、自分も編集などの仕事に興味があるということで、日頃からなにかと気にかけてくれていました。カトリオナ先生には、私もざっくばらんにいろんな話をしました。たぶん、ロンドンに行っても住むところがないという話もなにかのおりにしたのでしょう。もうロンドンに行くまで1週間というときに、「ロンドンで下宿を開いている知り合いに連絡したんだけど、ちょうど雨漏りの工事をしていて、泊められないっていうの。でも、その人の知り合いが下宿を始めたいと言ってるらしくて。紹介するから会ってみない?」と言ってくれました。
 教えてもらった住所の家に行くと、感じのよい佇まいに、上品そうな奥さん。訛りがきついという奥さんのために、その家の娘のイモジェンが通訳として同席してくれました。ちょっとした会話でどうやら私を気に入ってくれたらしい奥さんと、1週間後から住まわせてもらう約束をして別れました。
 その際、荷物がけっこうあって一度では運べないので、住む前に少しずつ運んでいいかと尋ねたら、「いいわよ」とひとつ返事で許してくれました。実際、今は誰も使っていない部屋とはいえ、他人がちょくちょく家を訪れては、荷物をちょこちょこ運びこむというのは迷惑だったと思うのですが。また荷物を運び込む間の1週間分の部屋代は無用とも言ってくれて、感激しました。

 そのお宅があるのが、地下鉄ピカデリーラインのカレドニアン・ロード駅。私の職場はピカデリー・サーカス駅が最寄りでしたから、ピカデリーラインで1本です。そして、今回爆破があったラッセル・スクエアはピカデリーラインの中途にあり、次のホルボーンで降りれば、シティになります。シティのブラックフライアーズには、下宿先のご主人が経営するオカリナ・パブリッシングという、ロイズ保険会社の顧客向けに保険や株関係の書籍を専門に出版する出版社があります。

 エッジウエア・ロード駅の近くのホテルは、日本から来た友人を迎えに行ったところ。
 ディストリクトラインのサウスフィールズは、パリ出張から帰ったあとに住んだ下宿があるところ。
 ウィンブルドン・パークには、FCEを取るためにオックスフォードに戻るまで、2週間学んだ英語学校があります。

 ロンドンのどこにも、ここにも知っている人がいて、思い出があります。だからもう「憎しみの連鎖」とか、「テロを断じて許さない」という気持ちよりも、「お願いだから、これ以上、あの街を破壊しないでほしい」と思うばかりです。
 I have deep sympathy for London.

05.7.3 Sun.  選挙の日                23:50
 今日は東京都都議会選挙。郵便受けに入っていた候補者一覧の広報を眺めてから、投票所へ行きました。
 なんですかねえ。この選挙は国政の今後を占うだの、担うだの言われていますが、そもそも「都政」についての選挙でしょう。
「小泉政権がどう」とか、「郵政民営化の行方がどう」とかより、今の都政の方向性をどう判断し、候補者のどなたの意見に賛同するかが肝心なのではないのかしら。と、TVの報道を見ていて思ったのですが。まあ、マスコミがどんなに騒ごうとも、都民はもっと地に足をつけた判断をすると思いますけどね。

 そういえば、投票から帰ったあとで、なんと小学校時代の同級生から電話がありました。「選挙のことでお願いがあって」とのことだったのですが、「ごめんなさい。もう投票してきてしまいました」という顛末。あとは「○○さん(同級生たちの名前)、今、どうしてるの?」という四方山話に。懐かしい同級生たちの話がいろいろ聞けました。亡くなった人もいて、びっくり! 一気に20ン年の歳月を遡ってしまいました。
 そもそも、その方とお話したのが、20ン年ぶりですものね(笑)。

 選挙については、私なりにポリシーがありますので、お願いをいただいても生返事しかさしあげられません。私が投票しようと定めた方が、該当者かどうかもお教えするつもりはありません。頼んでこられるのは、その方のご事情なので云々はいたしません。でも選挙というのは非常にプライベートなことで、そのうえ、大切な「為政者をジャッジする権利」ですので、他人さまからの言葉で心動かされることはございません。うちは家全体がそうで、家族のなかでも「誰に投票した」「どの政党に入れた」という話題さえ出ないんですよね。
 それにしましても、選挙のたびにお願いしてまわられる方もたいへんだなあと思います。

 事情の部分と友人関係は別物ですので、よほどしつこく言われないかぎり、生返事ひとつで終了。連絡をいただいたのを幸い、そのまま世間話を楽しんじゃいます(笑)。

 でも、似たようなことで許せなかったことがひとつだけ。「雑文堂さん? 私、××高校のときに同級生だった●●です。実は△△さんから、雑文堂さんが実家に帰ってるって聞いて、電話してみました。よかったら、会えませんか?」と言われ、行ってみたら、延々保険の勧誘をされたこと。保険の勧誘は、仕事としてたいへんとは重々承知しておりますが、さすがに二度と、その方にお会いしようとは思いませんでした。もちろん、保険にも入りませんでした。
 選挙シーズンになると、つい思い出してしまいます。

05.7.2 Sat.  修羅場の友            7.3 23:22
 この度の修羅場の友はこのサイト! ~~*~ Meisaku.net ~*~~です。
 ドイツ語のサイトですが、日本アニメーションの「名作シリーズ」紹介しています。年号と作品がリンクしていて、ストーリーやキャラクター、アニメカットのギャラリーのほかに、「Downloads」のページで、なんと各作品について日本語のオープニングとエンディングの歌がフルコーラスで聞けるんですよ!

 ずっと『トム・ソーヤーの冒険』のオープニングとエンディングが聞きたいと思い続けていたので、もう原稿中もPCで流しっぱなしですv あと、『赤毛のアン』とか、『若草物語 ナンとジョー先生』とか、『ロミオの青い空』とか、とか、とか。
 まあ、ちょっと版権的に不安がないではないのですが。さすがに、そのあたりが理解できるほどドイツ語ができれば苦労しないわ、ということで。

 『トム・ソーヤーの冒険』の「だれよりも遠くへ」と「ぼくのミシシッピ」は大好きな曲です。なんか元気出るんですよ。
 さあ、今日も聴きながら仕事しちゃうぞ!

05.7.1 Fri.  幸せの「宝石」           7.3 23:06
 知り合いの方から「山形のさくらんぼ」こと佐藤錦を2ケースもいただきました! その美しい朱から赤の色味、きれいに揃った艶やかな丸み、濃厚な味わいを夢想させる重み。そして、絶妙な甘酸っぱさとあふれる果汁が本当に官能的でした。
 本当に「宝石」の名に恥じない、すばらしい逸品です!(「完熟ちぇりー」、たしかに初々しくもめくるめくな語感ですね。まさにそういう味わいでしたわv>Iさま)

 ちょうど、原稿でダメ出しをいただいちゃったところに届いたタイミングのよさ。もう一気に気分が浮上しました。幸せv

 この方は、ゲームのムック本が修羅場っているときに、ご自分の作品をわざわざ私のために!製本して送ってくださったこともあって。「終わったら、この御本が読める!」のを励みにがんばったといういきさつもあったりするのです。なんと申しますか、本当にタイミングよく、素敵なお心遣いをくださるのですv

 やっぱりね、幸せは人様との関係から来るものだと思います。幸せは自分でつかむものだけど、ひとりではきっと幸福感は感じられないと思うのです。自分を見てくれている人とか。認めてくれている人とか。気遣ってくださる人とか。なにかあったときに話したい人とか。そういう誰かがいてこそ、幸せって感じられるものじゃないかしら。

 さくらんぼは美味しくて、幸せ。でもそれって、贈ってくださった方の思いがうれしくて、もっともっと幸せなのですvvv
 だから「宝石」という言葉は、きっと掛け言葉になっているのよ。


Made with Stone Diary



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